SIN CITY: A DAME TO KILL FOR
監督：Frank Miller , Robert Rodriguez
出演：Mickey Rourke , Jessica Alba , Josh Brolin , Joseph Gordon-Levitt , Rosario Dawson , Bruce Willis , Eva Green , Powers Boothe , Dennis Haysbert , Ray Liotta , Jaime King , Christopher Lloyd , Jamie Chung , Christopher Meloni , Juno Temple , Julia Garner , Stacy Keach , Lady Gaga
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太陽も朽ち果て、闇に抱かれたこの街に、男たちの荒んだ心を照らす一人の女神がいる。場末のストリップバー“ケイディ”のダンサー、ナンシーだ。だが、彼女のなかにも闇がある。愛するハーティガン刑事を死に追いやった街の支配者ロアーク上院議員を、必ず殺すという誓いだ。心優しき野獣マーヴは、そんなナンシーを見守り続けていた。ロアークは非道な手で、果てしない欲望を叶え、街は加速度的に腐敗。稀代の悪女エヴァの台頭など、虫ケラのようにアウトサイダーたちは踏みつぶされていく。そんな隆盛を誇るロアークに挑戦者が現れる。傲慢なギャンブラー、ジョニーだ。彼はポーカーで大勝ちするが、仕返しに黄金の指を叩き潰される。一方、エヴァは、かつて恋人だった私立探偵のドワイトを大富豪の夫殺しに利用しようとしていた。遂に、ならず者たちの怒りが頂点に達した。一匹狼として生き抜いてきた彼らが、燃えたぎる憎しみで共鳴した時、激烈な復讐がはじまる！
（公式サイトより転載）
- 前作『シン・シティ』から約10年ぶりの続編。
- 監督は引き続きフランク・ミラーとロバート・ロドリゲス。出演はミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ、ブルース・ウィリス、ロザリオ・ドーソンなどの続投組、ジョシュ・ブローリン、ジェイミー・キングなどの変更組、ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、エヴァ・グリーン、クリストファー・ロイドなどの新規組に分かれる。レディー・ガガも顔見世程度で出演。
- 今回は“復讐”をメイン・テーマとし、『JUST ANOTHER SATURDAY NIGHT』『A DAME TO KILL FOR』の原作を基とする２話と『THE LONG,BAD NIGHT』『NANCY'S LAST DANCE』のオリジナル２話の全４話での構成。前作と今作で時系列が複雑に入り組んでいるので、基本的には前作鑑賞済みが前提となっている。
- 前作と同じくモノクロ映像にパート・カラーという手の込んだ映像のおかげで、残酷度が高めな描写が続く割りにはショッキング度は低い。どこで静止させても“画”になる格好良い構図も健在。
- ナンシーはストリッパーという割りに脱いでいないじゃないかとかは気にしてはいけない。その分はエヴァを演じるエヴァ・グリーンが充分にエロス担当をこなしてくれているので良しとしたい。
- ハードボイルド調な雰囲気と独特の映像感覚を楽しめる事は変わらないけど、前作よりほどのインパクトを感じられず、作品としてどこか消化不良気味なのは単に慣れたからというだけではない気がする。“渋さ”を意識するあまり抑揚がかなり抑え気味になっているようで、結果的に演出上に物足りなさを感じてしまったからかも。どの話もすっきりしない締めになっているのも大きいと思われる。
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