絶叫のオペラ座へようこそ

STAGE FRIGHT
2014/Canada/88min
監督:Jerome Sable
出演:Allie MacDonald , Douglas Smith , Brandon Uranowitz , Minnie Driver , Meat Loaf , Kent Nolan , Ephraim Ellis , Melanie Leishman , Thomas Alderson , James McGowan

公式サイト 公式facebook

幼い頃、事件で人気女優の母を亡くしたカミーラは母のように舞台に立つことに憧れるも、俳優養成キャンプの調理場で働く日々。そんなある日、キャンプで次回ミュージカル公演のオーディションが行われることに。その演目は母が主演を演じた「オペラ座のたたり」。カミーラは自分の運命を変えるためにオーディションを受けて合格する。しかし公演が迫る矢先に舞台監督が殺害されてしまう。犯人不明、監督も不在で公演の開催が危ぶまれたがそのまま続行することに。そして、ついにショーが開始!それは、連続殺人劇の幕開けでもあった?。
商品ページより転載)

  • カナダのミュージカル・ミステリー・ホラー。
  • 主人公カミーラ役アリー・マクドナルドがかなりの別嬪さんで、幸薄そうな眼差しは抜群の吸引力がある。彼女を見られただけでも本作の価値があるというもの。後半ではエロ親父的に嬉しい衣装で逃げ回ってくれるのがまた有難い。
  • 今更感もありつつ、作中には何故か日本文化の影響が色濃く反映され、歌舞伎にヒントを得たという舞台化粧や歌舞伎メイクのマスク、日本の着物っぽい舞台衣装が登場する。
  • 殺人鬼が登場する時のハードロック調BGMと狂気に満ちたハイトーン・ヴォイスで歌いながらギターを掻き鳴らす姿がやたら格好良い。オペラ調ミュージカルとの対比が良い感じ。
  • スプラッタ・シーンは猟奇的な描写が多いためか、作品全体にどこかジャーロっぽい雰囲気がある。
  • 途中、もろに『キャリー』のオマージュ・シーンがあったり、何故か『ヘルレイザー』のピンヘッドっぽい殺され方をされてたりと楽しみながら作っている様子が感じられる。
  • 犯人は特に意外性は無く順当なところ。ただ、犯人の正体にはそれほど興味は沸かず、拡げきった風呂敷をどう畳むのかの方が気になった。結果的にはえらく曖昧に終わっちゃったのがもやもやする。ついでにラスト・シークエンスの鏡のシーンは要らない気がする。

コメント