バトル・オブ・モンスターズ

TIK TIK
2012/Philippines/103min
監督:Erik Matti
出演:Dingdong Dantes , Joey Marquez , Lovi Poe , Janice de Belen , Ramon Bautista , LJ Reyes , Roi Vinzon , Mike Gayoso , Rina Reyes , Roldan Aquino

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自分に愛想をつかし、子供を身籠ったまま故郷の田舎町に戻った恋人ソニアとよりを戻すため、首都マニラからやってきたマッコイ。ソニアの父ネスタ―と使用人バートの協力を得て、彼女の誕生日にサプライズを仕掛けようとする。森の奥にひっそりと暮らす大家族の子供たちから安く子豚を買い、プレゼントとしてソニアの家に押しかけたマッコイ。しかしその夜、子豚は恐ろしい姿となってソニアに襲い掛かる。実はその家族は皆、人肉、しかも赤子の肉を最も好む凶暴な人食い吸血鬼“TIKTIK”の一族だった。マッコイ、ネスタ―、バート…愛する人を守るため、男たちは武器を持ち、吸血集団との闘いに真っ向から挑む!
商品ページより転載)

  • フィリピンのヴァンパイア・アクション・ホラー。
  • 登場するのはアスワンと呼ばれるフィリピンのヴァンパイア。豚や黒毛の犬に変身し、人間の肝臓や胎児を好むという言い伝えに沿った設定が使われている。
  • オープニングでは不気味なアニメーションが使われ、不思議な感覚に陥いる。
  • アスワンの変異中や獣形態は質の良いCGIで表現され、その造形には凶暴さが全面に漂っていて良い感じ。また、遠景・背景もかなりの割合でCGIで処理されている。
  • 起承転結でいうところの“起”までは丁寧ではあるけど少々くどいしだるい。ただ、そこからは一気に物語が進んで俄然面白くなる。
  • 時々思い出したようにスプラッタ・シーンが挿入されるものの、ショック度合いは割りと低め。
  • アクション・シーンでスローモーション処理を多用し過ぎて勢いを止めている感じがするのが勿体ない。『300』からの影響が大きそう。
  • 塩の万能・無敵感が尋常じゃない。
  • 本作は『The Aswang Chronicles』の1作目であり、本作以後を描いた続編『Kubot:The Aswang Chronicles 2』が作られている。

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