青鬼 ver.2.0

青鬼 ver.2.0
2015/Japan/70min
監督:前川英章
出演:中川大志 , 平祐奈 , 松島庄汰 , 久松郁実 , 勧修寺玲旺 , タモト清嵐

公式サイト

ひろしと杏奈は不登校になっているクラスメイトのシュンの様子を見るために彼の家へと向かった。しかし道中、奇妙な模様をした蝶に誘われ怪物が現われると噂される屋敷<ジェイルハウス>へと引きずり込まれてしまう。一方、時を同じくしてシュンの不登校の発端となった、クラスメイトの卓郎、美香、たけしの3人は肝試しの動画実況をするため、同じ屋敷へと入っていった。無人であるはずの屋敷内に響き渡る怪しげな物音。扉の向こう側からこちらを覗き込む青い影。
「…嫌な予感がします。」
この世のものとは思えぬブルーベリー色の巨人に遭遇するひろしたち。慌てて出ようもするも、出口はすでに塞がれ、脱出は不可能。しかしひろしだけは、この館をシュンが作ったゲーム世界とリンクしていることに気付き…。

(公式サイトより転載)

  • 前作のヒットを受けて製作された同名ヒット・ホラー・ゲームの映画化第2弾。続編ではなく“前作とは異なる『新章』として、バージョンアップ”した作品とのこと。要は焼き直しリブート作品か。
  • ゲーム・ファンに人気の『フワッティー』が登場することが本作の一つの売り。残念ながら知らないし、特に可愛いとも思えないので何故人気なのかわからない。まぁ喜ばしいことなんだろう。
  • もしかしたらゲームに忠実なのかもしれないけど、作中では何故そんな発想になるのか、何故急に心変わりするのかなどストーリー運びが強引で軽すぎる。現実とゲームのリンクという作品のキモに関しても目新しさは無い上に、“致命的なバグ”要素以外に双方から干渉できるわけでもないのでそれほど必然性はないように思える。
  • 動画実況するという体裁のはずが、最初にカメラに向かって自己紹介しただけで、あとは特にそれらしい描写はない。せめてP.O.V.だったら少しは違った感想になったかも。
  • 監督がCGディレクターとのことで、確かにCGIのクオリティは異様に高い。
  • スプラッタ描写やグロ要素は無いに等しい。
  • 冗談みたいに「助かって良かった」というベタで何の引っ掛かりもない終わり方には唖然とした。これではバレバレながらも一応サプライズが用意されていた前作の方がまだ映画的な面白さがある。

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