忍者狩り

NINJA HUNTER
2015/Japan/102min
監督:千葉誠治
出演:三元雅芸 , 黒川芽以 , 虎牙光揮 , 島津健太郎 , 辻本一樹

公式サイト

天正九年。伊賀の国。目を覚ました伊賀の下忍・突悪(たお)は、薄暗い洞窟の中に倒れていた。目の前には、見ず知らずの男の姿。男は、突悪と同じ伊賀の下忍で、名を邪気というらしい。邪気に促され、洞窟の奥に目をやる突悪。そこには無数の忍者の惨殺死体が転がっていた。この洞窟で何が起きたのか、一体誰がこの忍者たちを殺したのか、何も憶えていない突悪。徐々に回復していく突悪の記憶。その先にある真実とは!?
(公式サイトより転載)

  • 『AVN/エイリアンVSニンジャ』の千葉誠治が監督・脚本を務めるニンジャ・サスペンス・アクション。主演も同じく三元雅芸。
  • 同名タイトルは1964年(主演:近衛十四郎)、1982年(主演:松方弘樹)にあるけど無関係。(この2作では同じ役を父子それぞれで演じている事を調べて知った。)
  • 忍者ものといっても術とか忍法を使うようなファンタジー色は一切無く、体術と剣術を駆使した三元雅芸による圧巻で類の無い殺陣こそが見どころであり、本作の全てといっても過言ではない。
  • 煽り文句に“記憶再構築ニンジャ・アクション”とある通り、ほぼ同じシークエンスを少しづつ違うシチュエーションで4度繰り返すが、不思議と飽きない。
  • 細かいカット割りや寄り過ぎるアングル、スローモーションの多用などによる編集での小細工が無く、相当激しいアクションでも適切なカメラ・ワークによって何をやっているかわかる。
  • 顔の刺青や衣装などのビジュアル面に関しては所謂中2病的とも思えるし「全然忍んでないじゃん」的なものではあるけど、格好良いからこれでいいのだ。
  • 肩から二の腕程度の露出で何故かエロさが滲み出る黒川芽以に参った。
  • 散々刀で切った張ったを繰り返す割りにゴア描写があるのは最後の2人分だけというのはやはり低予算性を物語っているんだろうか?
  • ストーリーに関しては、常に情報が小出しされつつ真実が刻一刻と変化していくという内容なので、先が読めなくて当然。とは言っても、最終的には怪しい奴が順当に裏切り者として落ち着いた。

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