ウォーキングZ

WASTELAND
2013/UK/94min
監督:Tom Wadlow
出演:Shameer Seepersand , Jessica Messenger , Mark Drake , Rachel Benson , Gavin Harrison , Damian Brooke , Carl Bryan , Mike Rhodes

公式サイト

人間をゾンビ化させる謎のウイルスの流行により、世界は崩壊した。僅かに生き延びた人々は、“生ける屍”たちの襲来に脅えながら、ただ死を待つばかり。そんな状況の中、スコットは恋人・ベスの帰りを信じて決死のサバイバルを続けていた。彼の日課は、ゾンビたちをかいくぐって、生存に必要な物資を街まで探しに行くこと。そして、CB――短距離無線――で知り合ったジョージと、通信を交わすことだった。だがある日、ジョージの妻・バーバラもウイルスに感染してしまい……。
商品ページより転載)

  • イギリスのドラマ系ゾンビもの。
  • 前半~中盤は主人公のスコットの独白と時々挿入される回想シーンを交えながらゾンビのいる世界を生き抜こうと足掻いている姿を描いたほぼ1人芝居状態が続く。当然のように退屈気味ではあるけど、なんとなく先の展開が気になる作りとなっている。
  • 似たような邦題が多過ぎる。ただ、本作の場合“ひたすら歩いて(ウォーキング)ゾンビ(Z)を退治する”という内容だとするなら間違ってはいないとは思う。
  • 作品内のあちこちで期待通りの低予算性が見受けられる。この手のB級ゾンビ作品の常としてゾンビ・メイクだけはしっかりと手が込んでいるのは嬉しいあるある要素。ただ残酷描写は極めて低め。
  • 終盤に入って漸く物語が動き出す。大きく分けて2エピソードで構成され、1つはベスにまつわるベタ過ぎる展開、もう一つは唐突気味に(一応は無線絡みで伏線はあったけど)新要素をぶっ込んだ展開が待っている。それはそれで、これでは単に真面目なだけで面白みがない作品で終わってしまう事に気が付いた制作陣が、少しでも娯楽性を求めて無理矢理流れを変えようとした結果という気がする。
  • 多分、ゾンビ映画ならばなんであろうと観ないと気が済まないゾンビ野郎以外は観ないという選択肢が正解。

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