SUMMER CAMP
2016/Spain , USA/85min監督:Alberto Marini
出演:Diego Boneta , Jocelin Donahue , Maiara Walsh , Andres Velencoso , Alex Monner , Xavier Capdet , Rick Zingale
子供たちのサマーキャンプを明日に控え、ウィル、アントニオ、ミシェル、クリスティの4人の指導員は、山奥のキャンプ場を訪れる。準備も終わり夜も更けてきた頃、突如アントニオの身体に異変が起こる。目は充血し、血を吐いたかと思うと、奇声を発しながらウィルに襲い掛かる。慌てたクリスティはミシェルと逃げ出すが、今度はミシェルが凶暴化。クリスティはウィルと協力してミシェルを倒そうとするが、ふいにミシェルは、何事も無かったかのように平常心を取り戻す。しかし一同が安心したのも束の間、今度はクリスティが凶暴化し…。
(商品ページより転載)
- 『REC3 ジェネシス』などを手掛けたアルベルト・マリーニが監督・脚本を務めたサスペンス・ホラー。制作陣には『REC』シリーズ関係者が多め。
- 販売元のアルバトロス曰く“シチュエーション・シャッフル・ホラー”とのこと。
- 自分を含めていつ凶暴化するのかわからないという『死霊のはらわた』的な面白さもあり。
- 突如凶暴化してゾンビのようになりながらも一定時間を過ぎると完全に元に戻り、襲う側と襲われる側が逆転するという設定が面白い。ただ、思ったよりその要素は少なめだったのが勿体ない気もする。
- 登場人物毎の特徴の持たせ方が上手い。特に、結局一番マトモだったウィルのメガネネタの使い方が素晴らしい。
- 凶暴化する原因の追求にはそれほど時間を割かず、あっさりと種明かしをしてみせる潔さが良い感じ。少しオカルト要素的なものを期待したところもあったけど、それはそれで充分にあり。
- いかにも意味ありげに数回映る“木の枝の先端”や、唐突に存在感を出すスプリンクラーなどのネタ振りもきっちりと回収してすっきり終わる。
- 痛そうな描写は度々あるけど、ゴア度は意外なほど控えめ。
- 悲惨な未来しか見えない締め方がB級ホラーらしくてとても良い。つい続編を期待したくなるところだけど、どうなることやら。
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