BASKIN
監督：Can Evrenol
出演：Muharrem Bayrak , Mehmet Cerrahoglu , Fadik Bulbul , Derin Cankaya , Gorkem Kasal , Ergun Kuyucu , Fatih Dokgoz , Sabahattin Yakut , Berat Efe Parlar
公式サイト
ある夜、仲間からの応援要請を受け、人里離れた山奥へ向かった5人の警官。そこには不気味な廃屋が佇み、無人のパトカーがライトを照らしたまま乗り捨てられていた。そこら中に、肉塊のようなものが吊るされた不気味な屋敷。懐中電灯の光だけを頼りに、恐る恐る奥へと進んでゆくと、警官らしき姿の男が、繰り返し壁に頭を打ち付けている。すると正気を逸し、言葉も話せないその男は、震える手で壁の向こうを指差した。恐怖を感じながらも、ひとりの警官が覗き込むと、そこでは地獄のような拷問と禁断の儀式が行われ、溢れる鮮血と死の匂いがあたりに充満していたのだった…。
（商品説明より転載）
- トルコのトーチャー・ポルノ系オカルト・ホラー。
- 『ヘルケバブ』という邦題や、ジャケットに刻まれた『野菜のつぎ、おまえ！』のキャッチコピーを見るとコメディ・ホラーのようだけど、実際に観ると、決してそういったノリではない。
- そのキャッチコピーは当初「おいでよ、肉フェス。」だったが、権利関係で揉めるのを避けるために変更したとの事。
- 本作で犠牲になるのは、よくある“若者達が田舎に行ったら酷い目に遭った”ではなく、品行方正とはいえない警官のおっさん達なのでお色気要素やスクリーム関係は皆無なのが淋しい。
- 導入部として必要なんだろうけど、とにかく前半のテンポが悪くてだれる。
- 内容的には訳がわからない。現実と夢と妄想が錯綜する進行と、ひたすら凄惨でグロくて汚いゴア描写で押し切られるので間違いなくＢ級ホラーであり、後に残るのは明確な答えが無いままの謎の数々とやけに厭な後味だけなので、それなりに本数をこなしている心の広いジャンル・ファン以外が迂闊に手を出してはいけない作品な気がする。
- そんなことより本当に一番厭なのは大量の蛙をじっくり見せられたこと。本当に勘弁して下さい。
- 邪教の司祭を演じた俳優は特殊メイクではなくこういう皮膚疾患を持った方とのこと。
- クライマックスからエンディングの流れは上手く纏まったようであり、煙に巻かれたようでもある。
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