JERUZALEM
監督：Doron Paz , Yoav Paz
出演：Yael Grobglas , Yon Tumarkin , Danielle Jadelyn , Tom Graziani , Sarel Piterman , Howard Rypp , Ami Smolarchik , Yoav Koresh , Ori Zaltzman , Fares Hanania , Itzko Yampolski , Mel Rosenberg , Danny Zahavi , Moran Zelma , Salim
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1年前に事故で兄を亡くしたサラは、友人のレイチェルと共にニューヨークからイスラエルへと旅行に向かう。機内で知り合った人類学者のケヴィンに誘われ、エルサレムに滞在することになり、エキゾチックな「聖なる都」でのバカンスを楽しむ。そんな中、サラはケヴィンからある言い伝えを聞かせられる。ここエルサレムでは、過去に何度も死者が蘇ったことがあると。その後ケヴィンの様子はおかしくなり、地元の病院に監禁される。そして翌日。この地で最も神聖な日と言われる“贖罪の日”が訪れるが、突如街の至る所が爆破され、サラたちは軍隊によって旧市街地に隔離されてしまう。さらに、街には人間ではない異形の者たちの姿が現われ…。
（公式サイトより転載）
- 監督・製作・脚本：ドロン・パズ、ヨアヴ・パズのパズ・ブラザーズによるイスラエルで作られたP.O.V.のファウンド・フッテージもののオカルト・ホラー。
- 映像面で実質的ヒロインのレイチェル役ヤエル・グロブグラスは目鼻立ちのはっきりとした別嬪さん。他の作品でも観てみたい。
- 本作は眼鏡代わりのスマートグラスを通したP.O.V.の映像という体裁が目新しく、他の作品で感じるようなずっとカメラを構えて撮影し続けている事の違和感が随分と薄らいでいる。
- 早くこんな面白便利アイテムが普及して欲しいな。
- 話が転がり始めるまでの前振りが少し長く、主人公サラのキャラクタ性に少し難があるのもあって前半の展開は少し冗長気味に感じる。
- 異変が最高潮に達するとアンデッドや翼の生えた魔人、巨人が登場してお得感あり。ただ、戦闘機が街を爆撃するカットはあるものの、巨人が街を破壊して廻るような派手なシーンは無くて残念。そもそも魔物と対峙するシーン自体が少ない気がする。
- 多少なりとも画面の暗さでCGIの粗さを胡麻化している感も無きにしも非ず。
- 神に願ってる分にはいいけど、神の声が聞こえちゃったらヤバいという所謂エルサレム症候群に対する一つの見解が示されている台詞が印象的。
- 漸く助かってこのままエンディングかと思わせてからのラスト・シークエンス～ラスト・ショットの流れは充分衝撃的。
- 結論としてはエルサレムという地には気軽に行っちゃいけねぇな、と。
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