ミラーズ 呪怨鏡

THE QUEEN OF SPADE / Pikovaya dama. Chyornyy obryad
2015/Russia/93min
監督:Svyatoslav Podgayevskiy
出演:Alina Babak , Valeriya Dmitrieva , Igor Khripunov , Evgeniya Loza , Sergey Pokhodaev , Valentin Sadiki , Vladimir Seleznyov

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アーニャは、友人のマイヴェイたちと4人で古くから伝わる呪いの儀式を行っていた。それは、鏡の中から「スペードの女王」と呼ばれる悪霊を呼び出すというものだった。しかし、実際儀式を行っても何も起こらず、一同は安堵しつつも拍子抜けしていた。しかし翌日、マイヴェイがアーニャの目の前で心臓発作を起こし突然死する。さらに翌日には、もうひとりが不審死を遂げる。恐怖に打ち震えたアーニャは、離れて暮らす父親のアントンに相談する。アントンは、少ない手掛かりを頼りに鏡の秘密を知る男の所在を突き止めるが…。
商品ページより転載)

  • ロシアのオカルト・オラー。
  • 鏡に向かって禁断の言葉を唱えると殺される、という設定は『キャンディマン』あたりを思い出す。
  • 父親を始め、超常現象に対して理解力がある大人が多く登場するのはイライラせずに済んで良い。
  • 母親役のエフゲニヤ・ロサが何というか、とにかく絶妙な別嬪さん。
  • 鏡を使った演出はありきたりなものが多いけど、“嫌だな”というものが多くて楽しい。
  • 映像面でいえばアーニャが“憑りつかれた”という演出はカラー・コンタクトだけだったりするなど、派手な映像や畳みかけるような展開を楽しむホラーではなく、呪いがゆっくりと、でも確実に近づいてくるという不気味な雰囲気を楽しむタイプの作品。
  • 一旦、怪異が解決して一段落したと思わせてからは作品カラーが変わり、怒涛の展開が繰り広げられる。
  • 事件は解決したはずなのに一抹の不安を煽る締め方はホラー作品っぽくて良い。
  • ところで父ちゃん、明日まで挙げるといった仕事はどうなったのか。

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