テラフォーマーズ

TERRAFORMARS
2016/Japan/108min
監督:三池崇史
出演:伊藤英明 , 武井咲 , 山下智久 , 山田孝之 , 小栗旬 , ケイン・コスギ , 菊地凛子 , 加藤雅也 , 小池栄子 , 篠田麻里子 , 滝藤賢一 , 太田莉菜 , 福島リラ

公式サイト

21世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。人類はコケと“ある生物"を送ることで火星を地球化させようとした。それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員15人のミッションは、その生物の駆除。ところが、“ある生物"は人型に異常進化した凶暴な驚愕生物へと姿を変え、隊員たちに次々と襲いかかる。絶体絶命な状況のなか、彼らの身体に秘策が仕込まれていたことが明かされる。昆虫のDNAによって蟲の姿に“変異”し、超人的なパワーを発揮できるのだ。騙されたことに怒りながらも、どう猛すぎる力を与えられた小町小吉のもと立ち上がる隊員。ついに人類対テラフォーマーの壮絶な戦いが始まる!だが、その裏で、もうひとつの陰謀が着々と進んでいた―。
(公式サイトより転載)

  • 作:貴家悠、画:橘賢一による漫画を原作とするSF・アクション。
  • 原作は名前を知っている程度なので、純粋にSF映画としての鑑賞となる。
  • 序盤の未来都市の描写が『ブレードランナー』そっくりなのは、さすがにイマジネーションの貧困さを疑う。リスペクト的なものかもしれないけど、本作でそれを行う意味合いが掴めない。
  • もしかして戦隊変身ヒーローものという認識で観るのが正しいんだろうか。
  • 三池崇史監督作品はキャスティングやカメオの豪華さで話題性を得ようとすることが多いよう思える。一概に悪いとは言わないけど、おかげで話が散漫気味になるのはいただけない。
  • 火星での優位性を掛けた国家的プロジェクトのはずだが、クルーへの教育不足や情報不足が過ぎて計画性が無いやっつけ仕事に見える。お約束的に陰謀めいたものが絡んでくるものの、ストーリーの薄さはほとんど変わらない。
  • CGIを含めた映像面は現在のSF映画で観られるレベルとしては可もなく不可もなく。
  • 変異するシーンを何度も見せられると丁寧を通り越して時間稼ぎにしか思えなくなってくる。
  • 所々に笑いどころっぽいシーンを用意して作品自体をライトな方向性に持っていこうとしているみたいだけど、正直何か違うよな、とは思う。
  • アナザーストーリーだというdTV版はやっぱり観た方がいいんだろうか。

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