サーダカー
監督：川端匠志
出演：新城愛理 , 桃原遥 , 菜葉菜 , 吉田妙子 , 内田周作 , 峰岸徹
不思議な国オキナワ 神や霊と交流できるシャーマンのことをユタと呼んでいる
ユタとは沖縄に古くから伝わる民間霊媒師（シャーマン）である。そして生まれながらに霊能力の強いユタを’サーダカー’と呼ぶ。この物語は、現代に受け継がれるユタの子孫であり、生まれながらに強い霊能力を持って生まれた姉妹の怪奇な夢の様な物語である。
（番組紹介ページより転載）
- 沖縄を舞台にしたオカルト・ホラー。
- 二話構成。
第一話：覚醒
沖縄に住む姉妹、ミキ（姉）・ヒトミ（妹）。早くに両親を亡くし、親戚のおばさんに引き取られ、ミキが社会に出た後は、二人で幸せに生活をしていたが、ヒトミの交通事故により、普通の生活が一変。封印された姉妹の忌まわしい過去、ヒトミの特別な力の覚醒など、次々と姉妹の恐ろしい事実が明らかになる。
- 沖縄独特のイントネーション云々の前に、峰岸徹以外の出演者の演技力の低さと、これでOKなのが不思議な演出の弱さや不自然さが気になって仕方がない。
- 霊能者の覚醒と成長を描いたオカルト・ホラーとしてのストーリーそのものは、一筋縄ではいかず捻った展開があって面白みがある。
第二話：運命
霊能力に目覚めユタになった姉妹、ミキとヒトミ。ある日ヒトミは同級生・ユキエの腕に浮かび上がる奇妙な印を見つける。同じ印の刻まれた石版を遺跡発掘中に発見する考古学者の玉城。彼らはこの印を介して過去から現在まで連綿と続く、恐ろしい事件に巻き込まれていく。
- “奇妙な印”に関して、さすがにご都合主義が酷い。
- 何だかよくわからない理屈で押し通された挙句、所謂“おいしいところ”をすべておばさんが持っていく展開はそれまで真面目に見ていたのが馬鹿らしくなってくる。「60年後？知るかそんなもん。」という、やさぐれた気分にもなろうというもの。
- この後、続編が作られた様子はなし。キャラクタとしては面白みがあるので少々勿体無い。
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