BLOOD 血肉のいけにえ

BLOOD PIGS
2011/USA/84min
監督:Brian Paulin
出演:Joseph Olson , Rich George , Rich Caron , Sarah Nicklin , Allie Anderson , Anna Anderson , Nikolas James , David E. Nilson , Kara Renee Nilson , Anthony Menna , Michael O'Reilly , Donna Prisco , Brian Paulin

世界はゾンビに支配され、人々は身を隠すように生活していた。ゾンビも建物に隠れ、獲物となる人間を求めていた。生き残った人間たちは、マンションなど、大きな建物に隠れていたが、争いが絶えなかった。仲間を殺されマンションをあとにしたジョナサンは、生きていくためにゾンビの肉まで食べていた。旅の途中、様々な人々と出会うが、ゾンビとの闘いに巻き込まれ、1人孤独だった。そして、進化した最強最悪のゾンビが肉食獣となって、彼の前に立ちはだかった。
商品ページより転載)

  • 『ボーンシックネス 最怖ゾンビ軍団襲来』のブライアン・ポーリンが製作・脚本・監督・編集・撮影を務めたゾンビ・スプラッタ・ホラー。
  • 邦題を冷静に見てみると本当に訳がわからない。“血肉”のいけにえって何だ。
  • ジャケ写にはモンスターらしきモノがセンターを陣取ってるものの、実はゾンビ映画。ちなみに走ったり叫んだりするパワフル・タイプ。…と思っていると途中から明らかにゾンビの範疇を超えた凶悪・凶暴なモンスター的な何かへとシフトしていく。クライマックスに登場する巨大な“何か”対“何か”の戦いに至ってはもはや何が何だかわからない。
  • よく焼けば大丈夫とは言ってたけど、やっぱりゾンビの肉を食べたらゾンビになってしまうのでは…。
  • 随所に哀しい程の低予算性が見て取れる。その中にあって強烈なゴア・シーンやゾンビの造形の良さ、血糊の量の太っ腹さ加減がB級ホラーっぽくて良い。
  • 所謂ワンマン作品なので監督のやりたい放題。その代償として常に手ぶれが酷くて見辛い、個々の場面が冗長過ぎて退屈気味などの難点を誰も改めさせる事が出来なかった結果がこの為体。
  • 本当に酷い1本だけど、本作に関してはこれをコレクションに加えた自分を少しだけ誇らしい。

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