ホラー・シネマ・パラダイス

ALL ABOUT EVIL
2010/USA/98min
監督: Joshua Grannell
出演:Natasha Lyonne , Thomas Dekker , Cassandra Peterson , Mink Stole , Jack Donner , Noah Segan , Jade Ramsey , Nikita Ramsey

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廃館寸前の映画館の女性支配人が本物の殺人映画製作にのめり込んでいく姿を描いたホラーコメディ。亡き父から小さな映画館を受け継いだ女性デボラは、毎晩集まってくるホラー好きの観客たちを相手にカルト映画を上映し、細々ながらも劇場を守り続けてきた。ところがある日、意地悪な母親が劇場の売却を決め、勝手に契約まで結んでしまう。逆上したデボラは母親を惨殺し、しかもその一部始終を誤ってスクリーンで上映してしまう。慌てるデボラだったが、意外にも観客たちはリアルな殺人映像に熱狂していた。
映画.comより転載)

  • 監督:ジョシュア・グランネル、主演は『アメリカン・パイ』などのナターシャ・リオンのサスペンス・コメディ・ホラー。監督はピーチス・クラシストの名でドラァグクイーンとして知られ、本作ではピーチス名義で本人役として出演もしている。
  • トーマス・デッカー演じるスティーヴンのお母さん役は『エルヴァイラ』のカサンドラ・ピーターソン。デボラの元同僚エヴリン役は『ピンク・フラミンゴ』のミンク・ストール。他ノア・セガン、ジャック・ドナーなど濃い面子が揃う。
  • 作中に登場する映画作品のセンスや曰くあり過ぎる登場人物、マニアックな殺人方法など、とにかくスプラッタ・ホラー好きを喜ばせるためだけの作品と言っても過言ではない。
  • はじめは地味で控えめに生きていたデボラが一線を越えたことで覚醒、悪女の道へまっしぐらの構図が楽しい。
  • スナッフ・フィルムを短編映画として次々と撮影・上映していく展開は面白いんだけど、最後の“作品”があまりにも先を急ぎ過ぎていたのが勿体無くも残念な気がする。
  • もう少し双子の殺人鬼と凶暴男の活躍(?)も見たかったけど、それぞれの最期が見せ場となっていたので良しとしたい。

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