ALMOST DEAD
監督：Giorgio Bruno
出演：Aylin Prandi , Sean James Sutton , Valentina Ferrante , Giovanni Geo Johnson
ホープが目覚めると、そこは深夜の森。車の中、隣の席には見知らぬ女の死体。車を取り囲んでいるのは、ゾンビの群れ。一体、何がどうなっているのか？ホープは記憶を失くしていた。携帯電話に出たのは、姉のサラだった。サラによると、謎のウィルスにより世界は滅びかけている。ホープとサラは科学者で、ワクチンの研究をしていた。完成した解毒剤を狙う何者かに、ホープは誘拐されたらしい。救助を待つホープだったが、ゾンビ化した死体の女に噛まれてしまう。感染に怯え、車のどこかにあるという解毒剤を必死で探すが。
（商品ページより転載）
- イタリアのシチュエーション・ゾンビ・ホラー。
- 基本的に登場人物は４人＋３人。記憶喪失状態の主人公ホープが80分強出ずっぱりの他、１人は最初からほぼ死亡状態、１人は出演時間１分程度、１人はせいぜい出演時間10分程度。これに電話口だけの登場が他３人。
- 劇中では夜の森の中で事故で動けなくなった車の中とせいぜいその周囲２～３メートルだけで展開。
- とにかく主人公が鈍臭く身勝手。ひたすら大口開けて泣き喚きながら携帯電話で「助けて」「何もわからない」を繰り返しているだけ。これほど共感の欠片も持てず、不快感だけが残る主人公というのも珍しい。さすがにもう少し何かしらの魅力を持たせても良かったのでは…。演じるアイリーン・プランディのビジュアル自体は悪くないのに勿体無い。
- 面白さを見つけるのに苦労する内容の割に、程度が良いメイクを施されたゾンビの数だけはそこそこ多めなのが唯一の救いか。
- オチとなるアレの在処にはシナリオの乱暴さしか見えない。いくらパニックになっていても、あれだけ時間があったら気付かない訳ないだろう。
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