バイオハザード ヴェンデッタ

RESIDENT EVIL: VENDETTA
2017/Japan/97min
監督:辻本貴則
出演:(声) Kevin Dorman , Matthew Mercer , Erin Cahill , John DeMita , Fred Tatasciore , Cristina Valenzuela , Arif S. Kinchen , Arnie Pantoja , Kari Wahlgren , Alexander Polinsky , Jason Faunt , Karen Strassman , Mary Elizabeth McGlynn , Fryda Wolff
(声)東地宏樹 , 森川智之 , 小清水亜美 , 桐本拓哉 , 戸松遥 , 大友龍三郎 , 大原さやか , 藤井隼 , 相沢まさき , 白鳥哲 , 堀未央奈

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対バイオテロ組織「BSAA」のクリス・レッドフィールドは、ある情報を基に、武器密売組織の拠点である謎の洋館へ突入する。探索の最中、クリスは国際指名手配犯であるグレン・アリアスと対峙するも、信じがたい光景を目の当たりにし、結果アリアスを逃してしまう。一方、元ラクーン市警の特殊部隊「S.T.A.R.S.」の一員だったレベッカ・チェンバースは、現在は大学教授として、「死者が甦り、凶暴化する」という不可解な事件の調査、研究に携わっていた。事件の調査により、「新型ウィルス」が関係していることを突き止めた彼女は、治療薬の開発に成功。その直後、研究所が何者かに襲撃され、レベッカは死の危険にさらされてしまう。
(公式サイトより一部抜粋転載)

  • 製作総指揮に清水崇、監督に辻本貴則を迎えた人気ホラー・ゲームのフルCGアニメーション第3作目。
  • ストーリーはゲームとリンクしていて、時系列上は『6』と『7』の間のエピソードとなっている。完全にファン・アイテムなので一見さんお断りなのは仕方が無いところか。
  • 登場キャラクタはクリス・レッドフィールド、レオン・S・ケネディ、それに正史では『バイオハザード0』『バイオハザード』以来となるレベッカ・チェンバースが登場。初登場の武器商人グレン・アリアスは本作のみでは少し勿体無い。
  • 製作総指揮に清水崇を迎えてはいるものの、特にホラー面が強化されているといった印象は受けない。
  • 映像面は当然の様に最高峰レベルのCGIで表現。人物デザインはゲームのイメージと現実感を追求した結果の丁度良い落としどころかと思われる。
  • ゾンビが登場する事でカテゴリ上はホラーとなるけど、ゾンビは単に排除すべき障害物といった扱いであり、実際はアクション俳優による人間の限界を越えたアクション・シーンがメインの見どころとなる。
  • ストーリーとしてはそれほど深いものはなく、凶悪な武器商人一人を始末するだけの話。細かい事を言えば、一般車がいる高速道路でケルベロスと戦ったり、レール・ガンでビル数棟を倒壊させたりと一般人を巻き込み過ぎ。あと、ゾンビ化した人間を元に戻す解毒剤がキー・アイテムとなっていたけど、戻ったら戻ったで色々と問題がありそう。そもそもあんな大雑把な散布方法で大丈夫なのか。
  • ゲーム・システムからイメージに至るまでリニューアルを図ったゲーム『バイオハザード7』は成功したとは思うけど、本作のシナリオをもう少し大掛かりにしたぐらいでナンバリング・タイトル、若しくは外伝として発表されていても文句は出なかった気がする。

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