LOGAN
2017/Canada , Australia , USA/138min
監督：James Mangold
出演：Hugh Jackman , Patrick Stewart , Dafne Keen , Boyd Holbrook , Stephen Merchant , Elizabeth Rodriguez , Richard E. Grant , Eriq La Salle , Elise Neal , Quincy Fouse , Krzysztof Soszynski
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すでにミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で心身共に疲弊しきったローガンはもはや不死身の存在ではなく、リムジンの運転手として日銭を稼ぎ、メキシコ国境近くの廃工場で年老いたチャールズ・エグゼビアの面倒を見ながら暮らしていた。ある日、ローガンはガブリエラという女性から、ローラという謎の少女をノースダコタまで送り届けてほしいと依頼される。まもなくガブリエラは殺害され、やむなくローガンはローラを廃工場にかくまうが、ローラを奪い返すために巨大企業トランシジェン研究所から放たれた男ピアースが武装集団を引き連れて廃工場に押し寄せてくるのだった……。
（公式サイトより転載）
- 『X-メン』の重要キャラクタの一人“ウルヴァリン”を主人公にしたスピンオフシリーズ３作目にして最終章。
- 監督は前作『ウルヴァリン：SAMURAI』に続いてジェームズ・マンゴールド。
- 2000年公開の『X-メン』以来約17年、9作品に亘ってウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマンは本作でシリーズ卒業となる。同じくプロフェッサーXを演じてきたパトリック・スチュワートも本作が最後の出演作となるとのこと。
- 前２作は『ウルヴァリン：X-MEN ZERO』『ウルヴァリン：SAMURAI』としてコードネームがタイトルに使われていたが、本作は通称名がタイトルとなっていることからも総決算的作品であることが伺える。（ちなみに本名はジェームズ・ハウレット）
- R指定らしく生首程度のゴア描写は頻繁に用意されているため、苦手なら一応注意。
- シリーズ・ファンはファースト・カットから衝撃を受ける事となるはず。本編中も老いたローガンの弱々しくなった姿のみならず、最強のミュータントであったはずのチャールズことプロフェッサーXがアルツハイマー病によりパワーを制御出来なくなっている姿や、戦い方がウルヴァリンそっくりの少女ローラことX-23の存在、そもそも作品舞台となる2029年ではミュータントは全滅していることになっているなど、次々と思いがけない展開が続く。
- 派手なアクション・シーンは当然あるものの、ハードボイルド調で西部劇テイストのロード・ムービーとして纏められた作品性は明らかにそれまでのアメコミ・ヒーローものとは一線を画し、ドラマ性を高めている。
- ラスト・カットで“Ｘ”に見えるように置かれた十字架が印象的。本当にこれで終わりなんだなと思うと寂しいところではあるけど、ダラダラと続けられるよりも潔く綺麗に終わったことでお疲れ様という気持ちが強く残る。
- いずれは今回登場した次世代のミュータント達が活躍することになるんだろう。
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