NILALANG
2015/Philippines/90min監督:Pedring Lopez
出演:Cesar Montano , 小澤マリア , Meg Imperial , Yam Concepcion , Cholo Barretto , Aubrey Miles , Dido de la Paz , Kiko Matos
公式サイト
美女を狙った猟奇的殺人。そこに隠された驚愕の真実――
マニラで、美しく若い女性五人を狙った殺人事件が発生。いずれも身体中を切り裂き、顔をはぎとるという猟奇的なものだった。二年前に発生した同様の事件で犯人を撃ち殺した特別捜査官トニーは、模倣犯による犯行とみて捜査するも何の手がかりも出てこない。そんななか、過去同じような事件が日本で起きていたことが判明。そこには千年以上の時を超え伝わる“石の書”が絡んでいるという。ある男に呪われた殺人の真のターゲットを知らされたトニーは、その日本女性・ミユキのもとへと向かう。
(商品ページより転載)
- フィリピンのオカルト・アクション・ホラー。
- 開始時に片言の日本語で台詞を叫びながらチャンバラが始まった時はこれを90分観るのは辛いなと思っていたら、ほどなく基本タガログ語に移行して一安心。でも要所ではやはり怪しい日本語台詞が登場して著しく萎えさせてくれる。
- 潔い切り株描写があったのは最初だけで、その後数度あるスプラッタ・シーンはイラストとアニメーションで表現。手抜きというか安上がりというか…。
- 悪霊は主に黒目が小さく見えるカラー・コンタクトと血糊で表現。まぁゾンビでもクリーチャーでもないしな…。
- ジャケ写では主人公のように写っている小澤マリアは脇役に近い準主役。その登場までたっぷりと40分以上経過する。演技力は気にせず、見栄えは良いのだからそこに居るだけで良いと思った方が吉。
- 抽象的なことを語るだけではっきりしないストーリー展開のまま終わった。言っては何だけど、“サムライ”や“ヤクザ”というキーワードを使った映画を作ってみたかっただけなのかなと思う。
- ところで解説文にあった“残虐非道な殺戮シーンと過激なアクションの連続で息を呑み、妖艶なお色気シーンに目を奪われる衝撃作。”のうち、妖艶なお色気シーンはまだですか。それを言ったら残虐非道な殺戮シーン、過激なアクションも…。そもそも邦題の『ワンダー・ガール』(笑)は何処に。
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