スパイダーマン:ホームカミング

SPIDER-MAN: HOMECOMING
2017/USA/133min
監督:Jon Watts
出演:Tom Holland , Michael Keaton , Jon Favreau , Zendaya , Donald Glover , Tyne Daly , Jacob Batalon , Laura Harrier , Marisa Tomei , Robert Downey Jr. , Gwyneth Paltrow , Chris Evans , Tony Revolori , Garcelle Beauvais , Stan Lee

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ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー。昼間は普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのアイアンマン=トニー・スタークから貰った特製スーツに身を包み、NYの街を救うべくパトロールの日々。ある日、スタークに恨みを抱く“バルチャー”が、巨大な翼を装着しNYを危機に陥れる。アベンジャーズに任せておけというスタークの忠告も聞かず、ピーターは一人戦いに挑むが・・・。
商品ページより転載)

  • 実写映画化作品としては第6作目ながら、『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』に組み込む為に『スパイダーマン』としては2度目のリブート作となる。MCU初のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントからの配給作品でもある。
  • 監督は『クラウン』などのジョン・ワッツ。主演はトム・ホランド。
  • 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場は果たしているものの、MCUの単独主演作品としては第16作品目にあたり、時系列的には『アベンジャーズ』のラスト直後から始まる。
  • 全面的にアイアンマン(とキャプテン・アメリカ)をフィーチャーし、トニー・スターク製作のスパイダーマン・スーツを着用し、随所に“アベンジャーズ”ネタを仕込む事でMCUの1作である事が強調されている。
  • スパイダーマン誕生の経緯やメイおばさんと暮らしている事情を割愛し、明るさと軽さを目立たせた演出で恋と将来に悩む青年を描いた青春路線とすることで過去作との差別化が図られている。また、正体を知っている友人がいる、マリサ・トメイ演じるメイおばさんが若いなどの新機軸も面白みがある。
  • 今作のヴィランとなるバルチャーことエイドリアン・トゥームスを演じるのはマイケル・キートン。空中に浮かぶバルチャーを見るとマーベル世界にバットマンがいるようにも見え…ない。
  • アイアンマンに搭載されているJ.A.R.V.I.S.(現在はF.R.I.D.A.Y)のようにスパイダーマン・スーツにAI(愛称:カレン)を仕込むアイディアも斬新。ちなみにカレンの声はジェニファー・コネリーが演じている。夫のポール・ベタニーは以前J.A.R.V.I.S.の声を演じていた(現在はビジョンとして出演)ので夫婦でAIの声を担当している形となっている。
  • 今作でもスタン・リーを探せは健在。今回はスパイディが早とちりで騒ぎを起こした時のアパートの住人として登場。お達者で何より。
  • ラスト・シークエンスはあそこで切った監督のセンスが素晴しい。ますます次作が楽しみになった。
  • クライマックス後に不意打ちに近い形であの人が登場するとは思わなかった。しかもついにあの人と●●するとは…。
  • この後は『アベンジャーズ』の3作目、4作目を経た後のフェーズ4以降に2作目が作られると思われる。

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