ブレードランナー2049

BLADE RUNNER 2049
2017/USA , UK , Hungary , Canada/163min
監督:Denis Villeneuve
出演:Ryan Gosling , Harrison Ford , Ana de Armas , Mackenzie Davis , Sylvia Hoeks , Lennie James , Carla Juri , Robin Wright , Sean Young , Dave Bautista , Jared Leto , Wood Harris , David Dastmalchian , Hiam Abbass , Edward James Olmos , Barkhad Abdi

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2049年、貧困と病気が蔓延するカリフォルニア。人間と見分けのつかない《レプリカント》が労働力として製造され、人間社会と危うい共存関係を保っていた。危険な《レプリカント》を取り締まる捜査官は《ブレードランナー》と呼ばれ、2つの社会の均衡と秩序を守っていた―。
LA市警のブレードランナー“K”は、ある事件の捜査中に、《レプリカント》開発に力を注ぐウォレス社の【巨大な陰謀】を知ると共に、その闇を暴く鍵となる男にたどり着く。彼は、かつて優秀なブレードランナーとして活躍していたが、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消し、30年間行方不明になっていた男、デッカードだった。いったい彼は何を知ってしまったのか?デッカードが命をかけて守り続けてきた〈秘密〉―人間と《レプリカント》、2つの世界の秩序を崩壊させ、人類存亡に関わる〈真実〉が今、明かされようとしている。

(公式サイトより転載)

  • SF映画の金字塔的作品『ブレードランナー(1982)』から35年を経て、30年後の世界を描いた続編。
  • 前作で監督を務めたリドリー・スコットは製作総指揮に回り、『メッセージ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める。
  • 出演はライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ジャレッド・レトー他。エドワード・ジェームズ・オルモスもガフ役を再演してファンを喜ばせてくれている。
  • 前作でショーン・ヤングが演じたレイチェルは、本作ではCGIによるデジタルダブルによって当時の姿のまま登場。
  • 当然のように前作を見ている事が前提で作られているため、一見さんは完全にお断り。その上でスピンオフとして製作された3本の短編『ブレードランナー ブラックアウト2022』『2036: ネクサス・ドーン』『2048: ノーウェア・トゥ・ラン』も観るとより確実に楽しめる。(※BD版に映像特典として全て収録)
  • 本作でストーリーの中心となるKの出生の秘密は常に何処か疑わしさが漂う描き方で真実を見極めたくなる面白さがある。不意に真実が明かされるので拍子抜けはするものの、綺麗にオチも付いているので充分に納得、満足はできる。
  • ストーリー自体はジャレッド・レトー演じるウォレスの回りくどい話以外は思ったよりも丁寧でわかり易い作りになっている気がする。そうは言ってもシーン毎に考察し出すとやはりとんでもない深さになって今後何年にも亘って語り継がれていく事になるのは必至。
  • 結局、デッカードはレプリカントだったのかは今作でも明言せず。もしレプリカントであるとすれば“生殖能力がある”ことと“寿命制限さえしなければレプリカントも年を取る”ことを肯定することになるんだが…。
  • ラスト・シーンを観る限りKの生死は不明ではあるけど、デッカード、アナ、それにウォレスも生きている。レプリカント達は武装蜂起寸前というところで終わったので、今後の展開が気になるところ。更なる続編も期待したい…ような、このまま未映像化で終わってもそれはそれでも良いような…。
  • 欲を言えば『2つで十分ですよ』ネタと“強力わかもと”ネタは入れて欲しかったなぁ。
  • また今作も多種のバージョン違いが出るのかなぁ。末恐ろしい。

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