サリー 死霊と戯れる少女

WHEN THE LIGHTS WENT OUT
2012/UK/86min
監督:Pat Holden
出演:Tasha Connor , Kate Ashfield , Steven Waddington , Craig Parkinson , Andrea Lowe , Martin Compston , Gary Lewis , Hannah Clifford

公式サイト

イギリス、ヨークシャー州。思春期真っ盛りの少女・サリーは両親とともに新しい家へと引っ越してくる。念願のマイホームを手に入れて喜ぶ両親を尻目に、サリーの気分はすぐれない。彼女だけが、新居に漂う不穏な気配を感じていた。しかし、サリーが「この家には何かがいる!」と両親に訴えても、日頃から反抗的な彼女の言葉に両親は全く耳をかさない。そんな中、徐々に異変が起こり始める。風もないのに揺れる電球、停電、突如崩れ落ちる柱時計・・・。霊の仕業としか言いようのない身の毛もよだつ怪奇現象を前に、誰もが霊の存在を認めざるをえなくなるのだが、マイホームに執着する両親は引っ越しを考えるどころか、霊の存在をネタに金儲けをすることを思いつく。
商品ページより一部抜粋転載)

  • 1970年代のイギリスを舞台にした幽霊屋敷もののオカルト・ホラー。
  • 『ポンテフラクトの黒い修道士』として語り継がれる実話怪談がベースとなっているとのこと。
  • 大まかに言えばヤバい家に引っ越してしまったが為に住人が怪異に襲われる話で、ホラー映画として観ればそれほど新鮮味は無い。
  • 『ショーン・オブ・ザ・デッド』のケイト・アシュフィールド演じる母親、スティーヴン・ウォディントン演じる父親の行動の数々の俗物感は、実話を基にという煽りに真実味を与えている。
  • 語り口は少々遅めで中弛みがあるものの、真実に近付き一連の騒動を解決していく過程を追った展開自体は引き込まれるものがある。
  • 壮絶…かどうかは微妙な悪魔祓いを経た後の2段階オチという形ではあるけど、ホラー慣れしていれば予定通りといったところか。
  • その2段階目の落としどころは急に作品のトーンが変わる感じがしてピンとこない。バッド・エンドで終わらなかった事は喜ばしい。

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