キラークラウン 血の惨劇

CLOWNTERGEIST
2017/USA/80min
監督:Aaron Mirtes
出演:Brittany Belland , Eric Corbin , Burt Culver , Monica Baker , Madeleine Heil , Tom Seidman , Aaron Mirtes , Caity Runger , Sean Patrick Murray

極度コルロフォビア(道化恐怖症)の大学生のエマ。街では悪魔の魂が乗り移り黒い液体を吐くクラウン(ピエロ)が出没し始めていた。そしてクラウンが殺害日時を告知する風船を届けられた人は、必ず殺されるという事件が多発していた。ある日、エマと友人達に、あの風船が届いてしまう。あと2日の命であることを知ったエマは、生き残るために彼女が最も恐れる”それ”と対峙することになるが、それは想像を絶する恐怖の始まりだった―。
商品ページより転載)

  • コルロフォビア(道化恐怖症)を題材にしたオカルト・サスペンス・ホラー。
  • 時期的に『IT』便乗系のようではあるけど、凶悪なクラウンが登場する作品は不定期に作られ続けているので、米国ではよほど恐怖の対象になっている事が伺える。
  • 実際にクラウンが登場するのは30分程経過してから。シャケ写とは随分と雰囲気が違って鮮やかな容姿に驚く。
  • そのクラウンは幻覚を見せるのが得意な悪霊タイプかと思えばシリアル・キラーのような描写だったりし、神出鬼没で犯行に凶暴性が垣間見える割に物理攻撃で簡単に撃退出来たりと設定に一貫性が無い。赤い風船で殺害予告をするのは良いとしても、キャラクタとしての個性が弱くて面白みがないのが難点。
  • 行方不明扱いの犬のその後や一旦事件が解決した後などのフォロー的描写が一切無いので全て幻覚だったとも思えるけど、単に作りが雑なだけでその場しのぎなだけなのかも。
  • 結局、クラウンは“黒幕”に操られていた事は理解できた。しかし、“黒幕”が人を襲わせる理由が曖昧過ぎて今一つ理解し辛い。
  • エンド・ロール後に、作中で登場キャラクタが死亡した事への追悼映像があるのは面白い演出。

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