新・北斗の拳

New Fist of the North Star
2003/Japan/60minx3
渡部高志
子安武人 , 石塚運昇 , 日野由利加 , 高瀬右光 , 朴路美 , Gackt

第壱話「呪縛の街」
核戦争後の荒れ果てた未来の地球。水は汚染され、危険な毒水と化していた。しかも人々の支配をもくろむサンガは、城塞都市「ラストランド」を築き、そこに独裁者として君臨していた。わずかな安全な水をも独占し、更に指一本であらゆる病を治す女医・サーラと拳から水を出す男・ドーハをさらい、「神」と称して絶対的な支配を手に入れようとしていたのだ。苦しみながらも、サンガに抵抗を続けていた「自由の村」の民は、伝聞屋トビの情報をもとについに安全な井戸を掘り当てた。だが、それをサンガが許すはずもなかった。サンガの配下により、無惨に殺されていく人々――。そんなとき。1人の男が、立ちふさがった。ケンシロウ――それは、伝説の北斗神拳の伝承者。彼の超越的な力の前に、サンガの配下が散っていく。ケンシロウは、サンガの「神」という名の支配をうち砕き、サーラとドーハの救出するため「ラストランド」に向かうのだった――。
商品紹介サイトより転載)

第弐話「禁じられた拳」
死闘の末、城塞都市“ラストランド”の独裁者・サンガを倒したケンシロウは、少年・ビスタを救うため、血清を求めて悪魔の棲む山へ向かう。
商品紹介サイトより転載)

第参話「男が哀しみを背負うとき」
ケンシロウの不在のままに、北門の拳の使い手・セイジの手に堕ちたラストランド。ついに北斗神拳と北門の拳の決着の時がやってきた。
商品紹介サイトより転載)


  • 『北斗の拳』の時系列上では最も新しいストーリーとなるノベライゼーション「小説 北斗の拳・呪縛の街」を映像化したOVA作品。全3話。
  • 全編にわたってミュージシャンのGacktがフィーチャーされ、オープニングテーマ、エンディングテーマ、声優としてセイジの声を担当している。
  • 声優陣はほぼ本作オリジナルのキャスト。当初こそ若干違和感はあるけど次第に慣れる。
  • キャラクタ・デザインなど製作陣も本作独自。キャラクタ・デザインのイメージはテレビ・シリーズ『北斗の拳2』と『劇場版 世紀末救世主伝説 北斗の拳』の間ぐらいな感じか。
  • 『北斗の拳』といえば付き物の破裂シーンなどのスプラッタ描写は意外な程に高めながら、年齢制限は特に無い様子。
  • 原作漫画終了後の世界を描いたストーリーとなるため、ケンシロウ以外は新登場のキャラクタばかりで新鮮。かろうじてトキが回想シーンで登場するぐらい。その中でもラオウの息子リュウはその後に製作される『真救世主伝説』シリーズにも登場しないためレアキャラ的存在。
  • 結局のところ当然ながら“ケンシロウ最強”という話ながら、サイド・ストーリーとして楽しむ分には充分に作品世界に浸ることが出来る。

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