READY PLAYER ONE
監督：Steven Spielberg
出演：Tye Sheridan , Olivia Cooke , Ben Mendelsohn , T.J. Miller , Simon Pegg , Hannah John-Kamen , 森崎ウィン , Mark Rylance , Lena Waithe , Philip Zhao
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2045年。多くの人々は荒廃した街に暮らす現実を送っていたが、若者たちは希望があった。それはVRの世界、「オアシス」。そこに入れば、誰もが理想の人生を楽しむことができる。ある日、そのオアシスの創設者、ジェームズ・ハリデーが亡くなり、彼の遺言が発表された。”全世界に告ぐ。オアシスに眠る３つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう”。突然の宣告に世界中が湧き立ち、膨大な遺産を懸けた壮大な争奪戦が始まった。現実でパッとしない日常を送り、オアシスに自分の世界を求めていた17歳のウェイドもまた参加者の一人だ。オアシスで出会った仲間たち、そして謎めいた美女アルテミスと協力し、争奪戦を勝ち残ろうとするウェイド。しかしそこに世界支配のため、すべてを手に入れようとする巨大企業、IOI社も出現して…。
（公式サイトより一部抜粋転載）
- アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』を原作として、監督・製作：スティーヴン・スピルバーグ、主演：タイ・シェリダン、オリヴィア・クックで実写化したSF・アクション。
- オープニングでヴァン・ヘイレンの『ジャンプ』が流れた時点で“間違いない”作品である事は確信できた。
- 簡単に言えば何でもありの仮想世界を主舞台に、主に70～80年代のポップ・カルチャーを経験した、若しくは好きな人を喜ばせる事に特化したような作品。
- 膨大な作品数に亘るクロスオーバーや作中で言及される作品の元ネタを知っていればいる程楽しめる事は間違いないけど、わからないなりにもウェイド達が繰り広げるアクションとスリルを一緒に味わいたいとさえ思えれば充分に作品を楽しめるはず。既にセル版が待ち遠しい。
- 『AKIRA』の金田のバイクと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンと『マッドマックス』のインターセプターがチェイスを繰り広げるとか、スピルバーグが『シャイニング』を怪物が襲ってくる体験型ホラーゲームにしたとか、トシロウ（＝トシロー・ミフーネ！）がガンダムになってメカゴジラ（正確には機龍）と闘う…何のこっちゃではあるけど、それが目の前で繰り広げられたのだから仕方が無い。ちなみに「俺はガンダムで行く！」じゃなくて「行きま～す！」だと尚良かった。
- ストーリーとしては特に難しいところは無く、主人公にとって少々ご都合主義的な中で明るい未来を手にすべく仲間と共に闘う王道的展開は娯楽作品として間違いない。
- 歩きスマホどころではない路上VRゴーグルの危険性とか、仮想空間で肉体労働をさせる意味はとか、所謂“ネカマ”が登場しないのが嘘臭いとか、細かい事を言い出してはつまらない。
- 『スタ・ウォーズ』『スター・トレック』『ミッション:インポッシブル』etc…気付くと最近の大作にはサイモン・ペグがいる気がする。
- 原作では登場していたけど、タイミングや事情などで登場が叶わなかった作品（『ブレードランナー』『ウルトラマン』etc）は次作があればもしかして…らしい。期待したい。
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