ブルー・ワールド・オーダー

BLUE WORLD ORDER
2017/Australia/115min
監督:Che Baker , Dallas Bland
出演:Jake Ryan , Billy Zane , Bruce Spence , Stephen Hunter , Billie Rutherford , Jack Thompson , Kendra Appleton , Emily De Margheriti , Angelina Leljak

公式サイト

2022年、核戦争が起き文明は崩壊した。わずかに生き残った人間たちはサバイバルに必死である。しかしそのカオスを収拾し、人間を管理統制するためのバイオテック・ウィルスが何者かによって散布された。感染者たちは一切の行動をコントロールされている。それが放つ強力な電磁波により地球上から子供が姿を消した。だが唯一、一人の男とその娘だけが免疫力があった。唯一残った少女は人類の将来を担うものだった。人々は皆、少女の後を追う。
商品ページより転載)

  • 製作・監督・脚本:チェ・ベイカーによるオーストラリアのSF・アクション。
  • 主演はジェイク・ライアン、他スティーヴン・ハンター、ジャック・トンプソンなど。何故かビリー・ゼイン、ブルース・スペンスなども出演しているけど、小銭稼ぎ感が半端無い。
  • ディストピアものなので陰鬱としたイメージになりがちとはいえ、主な内容は眠気を誘う静かなトーンの会話劇であるため、とにかく暗い。
  • アクション・シーンはアクション自体は格好良いので撮り方などでもう一工夫あれば良かった気がする。
  • ジャケ写に映っているデロリアンと『マッドマックス』的な車は確かに登場し荒れ地を走っていた。しかし、それは後半の1シーンだけ、しかもカー・チェイスとは呼べないほどののんびり加減。『レディ・プレイヤー1』で観たデロリアンにはワクワクしたのになぁ…。
  • エンディング近辺で事の真相が明かされる。そっち方面にいったのは意外だったし、例によって「俺たちの戦いはこれからだ」的な締め方だったけど、続編を観たいとは思わない。
  • 総じてみると、物語のカギを握る少女とその父親を中心に、パルクールや柔術が主体のアクション・シーン、ロボットや電磁波、ウィルスなどのSF的ガジェット、謎の科学者集団組織とのサスペンス劇など詰め込み過ぎ感さえあるキー・ワードの数々だけを見れば面白そうなのに、どうにももっさりした演出が続くばかりで全て台無し。

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