インターセプター 地底迷宮のデスレース

DEADMAN APOCALYPSE/LABYRINTHIA
2016/UK/79min
監督:Charlie Steeds
出演:Costa Chard , Edward Carlton , Kate Marie Davies , Barrington De La Roche , Sabrina Dickens , Steve Speak , Dylan Curtis

遠き未来――。世界から水が消え、砂漠と化した地上は退廃し、世の終末を迎えようとしていた。人類唯一の希望は、ジャック・デッドマンが所属する少数軍隊。彼らのミッションは、地底深くに存在する世界“ラビリンシア”に侵入し、盗まれた水を取り戻すことだった。そこに居住する獰猛な集団に襲われた一隊は壊滅してしまう。10年後。地中に独り閉じ込められていたジャックは一人の少年との出会いで自己を取り戻し、地上への脱出を試みるのだが…。
商品ページより転載)

  • 監督・脚本・製作:チャーリー・スティーズによるディストピアもののイギリス産SF・アクション。
  • ジャケ写の雰囲気と邦題を見る限り、数多いる「俺的『マッドマックス』はこうだ!」みたいな作品かと思っていたけど、実際はやたら低くて狭い空間の中でちまちまとした会話劇と回想シーンが延々と続くのみ。アクション・シーンすらほとんど無いに等しい。
  • まさか邦題の“インターセプター”“デスレース”ってあのゴーカートでの追いかけっこの事?
  • そこら辺の倉庫にあるようなパレットを立てかけて地下迷宮と言い張ったり、銃撃シーンは光線銃ということにしてCGIで処理したりするほどに明らかに低予算性が見て取れるのは気にしないけど、何となく上辺の雰囲気のみで決めたような設定の元、薄っぺらいにも程があるストーリーと抑揚のない進行にはうんざり。あの程度の広さしかない地下通路から何故10年も外に出られなかったのか全く理解できない。
  • 結局、ジャケ写のマスクを付け革ジャン姿で謎の銃を構えたお姉さんなど登場しなかったけど、そこはある意味期待通りというか…。
  • 地上へ脱出してからも意味不明に近いダラダラした展開が続く。もっと短くしてわかり易く出来る気がする。
  • ここまで扱いに困った作品に出会ったのも久しぶりなので、あえて良かった探しをしてみると、主人ジャックを演じたコスタ・チャードがイケメン風で、序盤に子供を助けに現れた時の1カットだけはシチュエーションを含め、ライティングも構図も妙な格好良さがあった。以上。

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