ハウス HOUSE

HOUSE
1977/Japan/88min
監督:大林宣彦
出演:池上季実子 , 大場久美子 , 神保美喜 , 笹沢左保 , 宮古昌代 , 南田洋子 , 松原愛 , 佐藤美恵子 , 田中エリ子 , 尾崎紀世彦 , 小林亜星 , 三浦友和 , 檀ふみ , 鰐淵晴子

東京郊外のお嬢様学校に通う快活な現代っ子のオシャレは、ある日突然帰国した父から再婚相手を紹介されショックを受ける。夏休みに父や再婚相手と軽井沢に行きたくない彼女は、所属する演劇部の合宿先に長年会っていなかった“おばちゃま”の家を提案してしまい、後からおばちゃまに訪問したい旨を手紙で伝え、許可をもらう。そして夏休み、オシャレとその仲間達は羽臼屋敷に向かう。7人はおばちゃまに歓迎されるが、その後降り掛かる惨劇の事は予想だにしていなかった――。
Wikipediaより転載)

  • 監督・製作:大林宣彦によるコメディ・ホラー。監督の長編デビュー作で、所謂“アイドル・ホラー”の元祖的作品。
  • あだ名で呼び合いながら繰り広げられる妙にポップで大袈裟なドタバタ・コメディなのに、随所に不条理が漂う怪しげな演出が不思議な感覚を誘う。
  • 書き割りと画面合成による特撮で表現されるシュールな映像の数々はこの時代独特の雰囲気を感じられて楽しい。
  • 有名なピアノに食べられるシーンをはじめ、カニバルを含む様々な怪異描写の数々は、チープながらも子供が公開当時に観たらトラウマになりそうなシーンが多い。
  • 突如ヌードになる池上季実子をはじめ、当時の若手女優陣による体当たり演技の数々こそ見もの。特にタンクトップと水着(?)姿で文字通り体を張ったアクションをこなす神保美喜が印象深い。
  • 現代の技術で違う監督がリメイクするとしたら、怖さだけなら相当なものが出来る気がする。ただ、それはもはや『ハウス HOUSE』ではなくなるけど。

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