口裂け女vsメリーさん
監督：工藤渉
出演：高城亜樹 , 渡辺佑太朗 , 杉浦文紀 , 國武綾 , 田中克憲 , つるにしこうき , 優季 , 椛田真二 , シイナマキ , 辻千恵 , 川瀬陽太
5年前から続く怪事件。それは決まって5月10日、男性の変死体が発見されるというもの。共通点は一つ、被害者は電話に怯えていたという事。巷ではメリーさんの呪いと噂が飛び交う中、ルポライターの井ノ岡亜紀はそんな噂を信じない現実主義者だった－－－－弟･哲平がメリーさんに狙われるまでは。刻一刻と近づいていくメリーさんから逃げ続ける亜紀と哲平だったが、そこに今度はなんと口裂け女が現れ、亜紀は命を狙われてしまう－－－－。理由も分からず二人の化け物に狙われてしまった亜紀たちは逃げ場を失ってしまう。絶望する中、亜紀は自分の為、そして唯一の家族である哲平の為に命をかけて呪いを解く事を決意するのだった。霊能力者･坂本郡司の力を借り、呪いの根源である廃墟にたどり着いた亜紀は、そこで衝撃の事実を目の当たりにする－－－－それは、過去に起きた、ある悲惨な事件の真相だった…
（商品ページより転載）
- 独自の設定に基く都市伝説を題材にした高城亜樹主演のサスペンス・ホラー。
- 『口裂け女 vs カシマさん』に続く『口裂け女 vs～』シリーズの第２弾ながら、前作（と言っていいのか）とは全く関連性がない。
- 作中を通して説明不足で状況を把握し辛いのに冗長でくどい演出が多く、観ていてただただ混乱するばかり。なぜ亜紀は急に倒れた？
- タイトル通りに口裂け女とメリーさんが戦うシーンはあるとは言え、緊張感も迫力もない緩さで盛り上がりに欠ける。メリーさんの特殊メイクの出来の良さだけが見所な気さえする。
- よほどの事情があって化け物になったのかと思えば、結局は所謂“身内の痴情のもつれ”とは…。確か最初の出現から５年ほど経っている設定だったけど、その間巻き込まれて犠牲になった人達の立場は…。
- 口裂け女となった事情はともかく、メリーさん側の経緯にはほぼ触れられていないままだったのは、そこまで考えずに作り始めちゃったのかと思う他ない。
- エンド・シークエンスの“亜紀が…”というオチは経緯、動機共に全く意味不明。特にインパクトもない。
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