To-y

To-y 

1987/Japan/55min
監督:浜津守
出演:(声)塩沢兼人 , 内田直哉 , 弥生みつき , 玄田哲章 , 関俊彦 , 一柳みる , 曽我部和恭 , 山田辰夫 , NOKKO

公式サイト

ストリートパンクスの間で「帝王」の異名を持つバンド“GASP”は、その夜も東京・新宿のライブハウスLOFTで過激なギグを展開していた。中でもヴォーカルのトーイ(藤井冬威)は、その場に居合わせた歌手、哀川陽司を巻き込んで、派手な大立ち回りを演じていた。陽司のマネージャー加藤か志子は、騒ぎに戸惑いながらも、トーイに大きな可能性を感じ取っていた。一方、陽司はプライドを傷つけられ、以後次第にトーイをライバルとして意識していく。そもそも陽司とか志子がLOFTに足を運んだのは、トーイの従妹でアイドル歌手の森が丘園子こと小石川日出郎の差し金だったが、当の日出郎自身、か志子がトーイに見たものの大きさまでを見通していた訳では無かった・・・。
商品ページより一部抜粋転載)

  • 上條淳士原作の同名コミックスをアニメ化。
  • 1987年にVHSで発売されて以来未DVD化のままだったが、2021年にデジタル・リマスタリングされたBlu-ray版がBlu-spec CD2化されたイメージ・アルバム、オリジナルTシャツ、フィルムしおりT同梱の限定BOXセットとして発売された。勿論、Sony Music Shopの思惑通りに予約購入。
  • 監督は本作が初監督となる浜津守。キャラクターデザイン・作画監督に恩田尚之。
  • 作画は原作の繊細なタッチの絵柄を上手く残してあり、原作ファンも充分満足出来るはず。
  • 音楽監督に当時PSY・Sとして活動していた松浦雅也を迎え、原作者とはトーイ達に歌をうたわせない事がOVA化の条件だったとの事で、演奏や歌はインストゥルメンタルまたは性別違いのボーカル曲が使用されている。多彩なアーティストによる様々なタイプの劇中使用曲を纏めたイメージ・アルバムは聴いて損のない名盤。
  • キャスティングは割とキャラクタのイメージ通りな気がする。
  • 原作でみると前半の山場的なストーリーをなぞりつつ展開は大きく異なる。尺が短いながらも、起承転結がはっきりした進行でわかり易い。いや、結は曖昧だな…。
  • ネタバレになるけど、本作のストーリー通りに冬威がGASPを辞めない世界線というのも少々興味はある。
  • 余談:原作は全巻初版で揃っているほど好きな作品であり、初めて買ったセルビデオが本作VHS版なので思い入れが特に強い作品。無事にBD版が手元に残せて本当に良かった。

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