七つの会議

七つの会議 
2018/Japan/119min
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎 , 香川照之 , 及川光博 , 片岡愛之助 , 音尾琢真 , 藤森慎吾 , 朝倉あき , 岡田浩暉 , 木下ほうか , 吉田羊 , 緋田康人 , 井上肇 , 須田邦裕 , 赤井英和 , 橋本さとし , 吉谷彩子 , 山本圭祐 , ぼくもとさきこ , 土屋太鳳 , 小泉孝太郎 , 溝端淳平 , 春風亭昇太 , 立川談春 , 勝村政信 , 役所広司 , 世良公則 , 鹿賀丈史 , 橋爪功 , 北大路欣也

公式サイト

都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸宣彦からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠が進める結果第一主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。 ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。 そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられず場違いにすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。
商品ページより転載)

  • 池井戸潤の同名小説を監督:福澤克雄、主演:野村萬斎で映画化。
  • 本作製作以前の2013年にNHK総合『土曜ドラマ』枠で全4回のドラマ版(主演:東山紀之)も制作されている。
  • 見るからに裏がありそうな八角を中心に、コメディ寄りで軽快なテンポで進みつつ、企業が陥りそうな闇と関わるサラリーマンの夫々の人生模様を描いたもの。
  • 登場人物が多く、それぞれでエピソードが展開していくので把握しながら追いかけるのが少し大変だけど、それらが一つの事実に繋がっていく構成は見事の一言。
  • ラスト・シークエンスで語られる事の顛末は大団円とは行かないまでも、気分良く観終える事が出来た。
  • 今のセコいもの勝ち、一部のデカい声出したもの勝ちみたいなギスギスした世の中を見回すと、八角みたいな人が増えればもう少し楽しくなるんだろうなぁ、とか…。

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