犬鳴村

犬鳴村 
2019/Japan/108min
監督:清水崇
出演:三吉彩花 , 坂東龍汰 , 古川毅 , 宮野陽名 , 大谷凜香 , 奥菜恵 , 須賀貴匡 , 田中健 , 寺田農 , 石橋蓮司 , 高嶋政伸 , 高島礼子

公式サイト

臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。 「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」 奇妙なわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される不可解な変死…。それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た…」突然死した女性が死の直前に残したこの言葉は、一体どんな意味なのか?全ての謎を突き止めるため、奏は犬鳴トンネルに向かう。しかしその先には、決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった…!
(公式サイトより転載)

  • 監督・原案・脚本:清水崇、主演:三吉彩花による実在する心霊スポットにまつわる都市伝説を題材にしたオカルト・ホラー。
  • 全編に亘ってオカルト・テイストを感じさせつつ、モンスター要素ありタイム・スリップ要素ありで娯楽性に富んでいる。ただ、このアングルでこんな演出で間違いないだろう?といった製作陣の手慣れた感がそこかしこに感じられ過ぎて、映像の新鮮味を薄くさせている気がする…というのは言い過ぎか。
  • 高島礼子の怪演レベルの犬神憑きの熱演は特筆もの。
  • 映像面だけで言えばホラー映画としてかなり物足りなさが残るものの、作中の雰囲気は意味不明な不気味さが全面に感じられ、監督お得意の時間軸を歪ませたストーリー展開は良く練られている事に感心するばかり。
  • 厭な余韻を残す締め方はホラー映画として大正解。
  • 本作には“恐怖回避バージョン”と題された、ホラーが苦手な人向けに恐怖シーンに様々な映像加工や効果音を施して恐さを緩和させたバージョンが存在する。集客効果と話題性は抜群だとは思うけど、単にふざけてみたかっただけなのでは、という気もする。でも機会があれば観てみたい。

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