カラー・アウト・オブ・スペース

COLOR OUT OF SPACE 
2019/USA , Malaysia , Portugal/111min
監督:Richard Stanley
出演:Nicolas Cage , Joely Richardson , Madeleine Arthur , Brendan Meyer , Julian Hilliard , Elliot Knight , Josh C. Waller , Q'orianka Kilcher , Tommy Chong

公式サイト

大都市の喧騒を逃れ、閑静な田舎に移り住んだガードナー家。ネイサンと妻テレサが夢に見た子どもたちとの理想の生活は、前庭への隕石の激突で終わりを告げる―。以来、一家は心と体に影響をおよぼす地球外変異体との闘いに明け暮れ、静かな田舎暮らしは極彩色の悪夢へと変わる……。
(公式サイトより転載)

  • H・P・ラブクラフトの『宇宙からの色』(または『異次元の色彩』)を原作とするSF・ホラー。
  • 監督・脚本は『ハードウェア』などのリチャード・スタンリー。出演はニコラス・ケイジ、ジョエリー・リチャードソン、マデリン・アーサー、ブレンダン・マイヤー、ジュリアン・ヒリアード、エリオット・ナイト他。
  • 過去に1965年に監督:ダニエル・ホラー、主演:ニック・アダムスで『襲い狂う呪い』、1987年に監督:デヴィッド・キース、主演:ウィル・ウィートンで『デッドウォーター』、2010年に監督:フアン・ヴーで『Die Farbe』(日本未公開、ドイツ映画)として映画化されている。
  • 原作でいう“異次元の色彩”を、本作では紫がかった蛍光ピンクのライティングで表現。これについては賛否が分かれて当然のところかと。
  • クリーチャーと化したアルパカや融合した母子の表現がややお安目感あるVFXだったのはあえてのことと思いたい。
  • 結局は救いのないバッド・エンディング。本作の流れから言ったらこのオチ以外ないほど大正解。
  • ネタバレすると、『カラー・アウト・オブ・スペース』のカラーを“色”と訳してしまうから混乱するのであって、カラーとは“カラー”という地球外から来た寄生型のエネルギー生物の総称だと理解出来れば何のことは無くなる。いや訳がわからないのは変わらないんだけど。トマトをダンクシュートするお父さんとか…。
  • 何にせよ、ニコラス・ケイジに狂気に陥った男を演じさせたら天下一品である事を再確認出来るだけでも存在意義のある作品。

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