ガール・イン・ザ・ミラー

LOOK AWAY 
2018/USA , Canada/104min
監督:Assaf Bernstein
出演:India Eisley , Mira Sorvino , Jason Isaacs , Harrison Gilbertson , Penelope Mitchell , John C. MacDonald

公式サイト

私たちは、残酷なまでに美しい――。 両親には「出来損ない」だと言われ、学校ではイジメられ、マリアは孤独だった。本当は誰もが羨む美少女なのに、彼女は自分が大嫌いで笑うことさえできなかった。不安定な心は、マリアを性的な衝動へと導き、彼女は夜ごと自慰行為にふける。その夜、いつものようにバスルームで自分を慰めていると、突然彼女に話しかけてくる声が聞こえる。驚き、また恐れおののく彼女に「私たちはきれいよ」と声は優しく告げる。それは紛れもなく自分自身の声、そして鏡の中では、あろうことか自分自身が美しい微笑みをうかげていた。「あなたの望みを叶えたいの」鏡の中の自分にそう言われた瞬間から、マリアの中の何かが変わり始める。まるでもう一人の自分に操られてゆくかのように、彼女の凄惨な復讐劇が幕を開ける。
商品ページより転載)

  • カナダのサスペンス・ホラー。
  • 主演は『アンダーワールド覚醒』等に出演していたインディア・アイズリー。オリヴィア・ハッセーの娘で、個性的な顔立ちで目力の強さが印象的な別嬪さん。
  • 他、ミラ・ソルヴィノ、ジェイソン・アイザックスなどが出演。
  • 簡単に言えば『キャリー』を代表とする、イジメてた相手は特殊能力持ちのとんでもなくヤバい奴でした系(上手く命名できない…)の1本。
  • 主人公マリアが送る陰鬱な生活を描いた前半は“冬”や“氷”を存分にフィーチャーした映像効果が功を奏しているおかげかただただ暗く重たい印象を受け、気分が滅入る。
  • やがてマリアを傷付けた周囲の人間に対して鏡の中のもう一人の自分が復讐を果たしていく後半に至ると、どんどん後先考えていない様な行動が増えていく事で、カタルシスを得たかったのに否定された感じになってしまった。
  • ラスト・シークエンスは幻想的なイメージで描かれているものの、結局は悲劇的な結末しか待っていないはずと考えると、ほんの一瞬の安らぎを得たマリアに対して物悲しさばかりが残る。

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