アンチ・ライフ

BREACH / ANTI-LIFE 
2020/Canada/92min
監督:John Suits
出演:Cody Kearsley , Bruce Willis , Thomas Jane , Rachel Nichols , Kassandra Clementi , Johnny Messner , Corey Large , Callan Mulvey , Johann Urb , Angie Pack , Ralf Moeller

公式サイト

西暦2242年、地球は滅亡の危機を迎えていた。選ばれた5,000万人の富裕層はニューアースへ避難を開始。宇宙船は元軍人と現役兵士により管理され、労働と引き換えになんとか潜り込んだノアは、クレイの下で働くことになる。そんな中、船内で殺人事件が発生する。しかし、その現場はどう見ても人の手によるものではなかった…。 こうして、クレイ率いる元兵士軍団と正体不明の“何か”の人類存亡をかけた戦いの火蓋が切って落とされた!!
(公式サイトより転載)

  • 『ザ・スクリブラー』などのジョン・スーツ監督によるSF・アクション。
  • 出演はコディ・カースリー、ブルース・ウィリス、トーマス・ジェーン、レイチェル・ニコルズ、カッサンドラ・クレメンティ、ジョニー・メスナー、コーリー・ラージ、カラン・マルヴェイ、ティモシー・V・マーフィ他。
  • ジャケ写にあの3人がフィーチャーされてたから、という理由の所謂ジャケ借りしてみた。裏面にあるはずの解説文なども見ずに、多分SF・アクション作品だろうという程度の認識のみで観賞開始。
  • 結果から言えば、「だからジャケ写は止められない」という結論に達する。マゾヒズム的な意味で。
  • そもそもジャケ写にコディ・カースリー演じる主人公ノアが居なかったり、トーマス・ジェーン演じるアダムス提督は後半になってようやく登場したかと思う間もなくご退場してトーマスの小銭稼ぎ感が強かったといった難もあるのだけど、そんなことよりまずは小道具やセットと共にCGIのお手軽感と安っぽさが目に付く。冬眠装置を乱暴にこじ開ける、冬眠状態から目覚めてすぐに活動出来るなど設定や考証の乱暴さ・安直さも気になる。
  • ストーリーが進むにつれ、もしかしてその場のノリでシナリオを作っているのかと思う程に雑さと安直さが目立ち、やがて迎えるクライマックスもあっさり気味で盛り上がりがなく、結局は終始がっかりして終了。「俺たちの戦いはこれからだ!」的な締め方は嫌いではないけど、ここまでくると「やかましいわ!」と突っ込んだ方がいいんだろうなと思わされる。いやキャスティングは悪くはないし、エイリアンものとゾンビものの融合はゾンビスキーとしては楽しめたんだけど…。
  • 現在においてもB級映画魂は脈々と受け継がれてるのだなぁ、としみじみ。

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