デイ・アフター・トゥモロー2020

ARCTIC APOCALYPSE 
2019/United States/89min
監督:Eric Paul , EricksonJon Kondelik
出演:Joel Berti , Jennifer Lee Wiggins , Lauren Esposito , Charles N. Townsend III , Anna Sofie Christensen , Blake Dang , Eric Paul Erickson

公式サイト

温暖化による氷河融解が引き金となり、北半球を襲った未曾有の気候変動。ニューヨークで、パリで、超低温のストームが発生。瞬く間に、地球は極寒の闇に閉ざされてゆく。気象学者のマークと妻のヘレンは、破滅を阻止するため、必死で気象データを収集していた。その頃、娘のブリーは雪崩で埋まった大学に、学生たちと共に閉じ込められてしまう。救出のため、孤立した大学に向かうマークたち。その間にも、《絶対零度嵐》襲来の時が迫る。世界はこのまま、新たなる氷河期を迎えてしまうのか?
商品ページより転載)

  • 毎度お馴染みモックバスター大好き映画会社アサイラム製の世界が凍る方のディザスタ・パニック・ムービーの2019年版。
  • 監督は『ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体』などの監督ジョン・コンデリクと脚本と出演も兼ねているエリック・ポール・エリクソン。
  • 出演はジョエル・ベルティ、ジェニファー・リー・ウィギンズ、ローレン・エスポジート、チャールズ・N・タウンゼント三世他。
  • 流石にもう本家『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年公開!もうそんなになるのか…)程のクォリティを求めて観る人も居ないと思われる中、貶すまではいかない程度のアサイラム・クォリティのCGI多用による考証より見栄え重視の映像と、世界規模の非常事態をミニマム過ぎる範囲で強引に完結させるご都合主義の嵐となるストーリーによって観た後に何も残らない、人によっては時間を返せ的な作品となっている。もっとも、これは一連のアサイラムのディザスタ・パニックもの全部にテンプレ的に言える事ではあり、むしろアサイラム社を知っているなら期待通りとも言える。
  • 襲ってくる野生動物を狼にだけ絞ったのは、見栄え良いし予算的にもそんなに数出せないしと言ったところか。
  • 本作で言えば原題『ARCTIC APOCALYPSE』に対する邦題は日本版発売元のニューセレクトが付けているものではあるけど、そろそろディザスタ・シリーズもの(曰く『デイ・~何某』『アルマゲドン何某』『ディープインパクト何某』など)は終わってもいい気はする。

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