メン・イン・ブラック:インターナショナル

MEN IN BLACK INTERNATIONAL 

2019/China , United States/115min
監督:F. Gary Gray
出演:Chris Hemsworth , Tessa Thompson , Kumail Nanjiani , Rebecca Ferguson , Rafe Spall , Emma Thompson , Liam Neeson

公式サイト

黒いサングラスでブラックスーツに身を包み、地球上に生息するエイリアンの監視・取り締まりを行う最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。エリート新人女性エージェントMは、ロンドン支部でイケメンチャラ男だが敏腕のエージェントHとチームを組み、MIB内部に潜伏するスパイを摘発する任務にあたる。エージェントの姿に化けたエイリアンを探す為、イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を進める二人に危機が迫っていた。スパイが仕掛けた裏工作により、逆に二人はMIBから追われる身となってしまう―。
商品ページより転載)

  • エイリアンの監視・取り締まりを行なう機密機関MIBのエージェントの奮闘を描く人気シリーズの4作目。
  • 監督は『ワイルド・スピード ICE BREAK』などのF・ゲイリー・グレイ。出演はクリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソンの『マイティ・ソー バトルロイヤル』出演コンビの他、リーアム・ニーソン、レベッカ・ファーガソン、エマ・トンプソンなど。 
  • タイトルからナンバリングが外され、スタッフ、キャストも一新された本作は、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ主演の一連のシリーズの正式な続編ではあるものの、MIBのエージェントはJとKだけじゃないというスピンオフ作品となっている。 
  • 元々荒唐無稽である種何でもありな世界設定なので、少々無茶な展開でも充分楽しめるはずなのに、今作ではどこか2作目あたりの二番煎じ縮小版といった印象が強く、多彩なエイリアンの登場といったスケール感の大きさやアクション性の高さの割りに、あまりにも手堅く纏められ過ぎている感じで何だか物足りなさが残る。また、割と早い段階から黒幕の予想が付いてしまうあたりのストーリー性の若干の薄さも気になる。
  • 双子の追跡者を見たら無性に『マトリックス リローデッド』のザ・ツインズを見たくなった。
  • 最終的に『メン&ウィメン・イン・ブラック』と言い直してたけど、今ってそこまで気を使わないといかんのだなぁ。
  • 日本語吹替版で観て少々後悔気味。後で調べたら案の定評判はすこぶる悪いみたい。エージェントMとエイリアンのポーニィ以外の主要なキャストはプロの声優さんが演じていて安定感と安心感はあったものの、それ以外はびっしりとお笑い芸人で固められていたのにはさすがに閉口するばかり。加えて日本語版主題歌まで担わせるという暴挙には、いくら話題作りが必要と言っても程度問題があると言わざるを得ない。お笑い用語で言えば完全にスベっていますよ、といったところ。
  • インターナショナルと題して舞台をニューヨークからロンドンへと移す試み自体は面白みがあるので、さらに推し進めて各国版のようなものを作るのもありかも。いや、やっぱり止めたほうがいい?

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