NIGHTBREED / CLIVE BARKER'S NIGHTBREED
監督：Clive Barker
出演：Craig Sheffer , David Cronenberg , Anne Bobby , Charles Haid , Hugh Quarshie , Hugh Ross , Doug Bradley , John Agar
公式サイト
ブーンは怪物達が現れる悪夢に悩まされていた。そして、その怪物たち、”闇の種族”が実在する事を知る。実はシリアル・キラーである精神科医のデッカーは、彼らの都市ミディアンを探し出し、闇の種族の殲滅を企んでいた。
（商品ページより転載）
- クライヴ・バーカーが原作（『死都伝説』）・監督・脚本を務めたモンスター・ホラー。
- 主演はクレイグ・シェイファー。準主役的ポジションのシリアル・キラー役で『スキャナーズ』『ザ・フライ』などの監督であるデヴィッド・クローネンバーグも出演。
- この世には闇の種族が潜む死都（ミディアン）という場所があるというプロットの、血生臭さい雰囲気と大掛かりなハッタリと胡散臭さに満ちた中二病的な愛すべき世界観の作品。
- 多種多様に亘るデザインが施された闇の種族はアナログの特殊メイクによって表現され、所々安っぽさを感じる個所がありながらも見ているだけで楽しいものとなっている。各キャラクタの背景や心理を妄想してみるのもまた一興かと。
- 異形の者との戦いを描いていながらも結局は人間が一番怖いという結論に達することから、本作を語る上では『デビルマン』を彷彿とさせるという感想を散見する。確かに言い得て妙だなと思う。
- 作品データを調べていたらエディションが数種あることが判明。製作会社が編集した通常版（102分）、劇場公開版（108分）、ディレクターズ・カット版（121分・<最終盤>としてBDあり）、完全版（159分）、更に最長版（時間不明）があるらしい。今回コレクションに加えて観賞したのは通常盤BDで、一番ランニングタイムが短い事が災いしたのかブツ切りとも思える編集が続いて全体的に説明不足気味となり、せっかくの作品世界に浸り切れなかったと言わざるを得なかったのが残念。
- シリーズもののテレビ・ドラマにしたら面白そうだと思ってたら、リブート作として『ゴジラ：キング・オブ・モンスターズ』のマイケル・ドハティを監督に据えて企画進行中という記事を目にしたけどどうなった事やら。
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