スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

SPIDER-MAN: NO WAY HOME 
2022/United States/148min
監督:Jon Watts
出演:Tom Holland , Zendaya , Benedict Cumberbatch , Jacob Batalon , Marisa Tomei ,Jon Favreau , Jamie Foxx , Willem Dafoe , Alfred Molina , Thomas Haden Church , Rhys Ifans , Benedict Wong , Tobey Maguire , Andrew Garfield

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・全ての運命が集結する

ピーターがスパイダーマンだという記憶を世界から消す為に、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、このユニバースに、ドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった強敵たちを呼び寄せてしまう。マルチバースが現実のものとなってしまったのだ。彼らがこのユニバースに同時に存在することだけでも既に危険な状況に。ストレンジは、ピーター、MJ、ネッドに協力を求め、彼らを各々のユニバースに戻そうと試みるが、次々とスパイダーマンに襲い掛かるヴィラン達。その脅威は、恋人のMJ、親友のネッド、さらにはメイ叔母さんにまで。最大の危機に晒された、ピーター。このユニバースを守り、愛する人達を守る為に、彼に突き付けられる<選択>とはー。
(公式サイトより転載)

  • トム・ホランド主演版のシリーズ3作目、三部作の完結編。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)27作目。フェーズ4としては9作目。
  • 監督は引き続きジョン・ワッツ。出演はトム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、マリサ・トメイ他。あえて挙げないけどその他にも豪華な出演者が多数。
  • 2002年のトビー・マグワイア版1作目から2012年のアンドリュー・ガーフィールド版を経て今作のトム・ホランド版3作目まで追いかけてきたので、今作は正に夢の様で感慨深い作品となった。リブートという仕切り直しに対して大人の事情として割り切って受け入れてきた実情を、“マルチバース”という卑怯な程面白いアイディアでどの作品も正伝・正史として見ても良いんだいう認識に変えてくれた事の意味はもの凄く大きい。裏事情的には権利関係や各種交渉の難度の高さが報じられていたので実現したことが奇跡としか思えない。ここまで来たら、東映版スパイダーマンもレオパルドンごと登場させてしまえば良かったのに。さすがに収拾がつかなくなるけど。
  • MCUというだけでも面白さ・楽しさは保証されているのに、随所に見たかった映像、聞きたかった台詞が詰め込まれていた事には興奮するなという方が無理。内容としては各世界のヴィランの集合、そして…という正にお祭り状態の中、適度なコメディ要素で和ませながら、“大いなる力”を充分に感じさせるアクション・シーンの連続でスーパー・ヒーローものの楽しさを堪能できる。数種類のバリエーションがあるスパイダーマン・スーツも見逃せないところ。ただ、あの人が退場してしまった事は意外でもの凄く残念。
  • 切ないけど希望のあるエンディングを迎えた事で三部作としては完結したけど、トム・ホランド続投で新三部作を準備しているらしい。劇中でもそれらしい台詞があったので、マイルズ・モラレスが登場するんだろうか。あと、あの人を登場させたという事は、今後デ〇デ〇〇もMCU入り?
  • ミッド・クレジット・シーンはサプライズで楽しかったし今後どうなるのか興味深いものだったけど、ポスト・クレジット・シーンは単純に予告編だったので少しだけがっかり…。

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