G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ

SNAKE EYES: G.I. JOE ORIGINS 
2021/United States/121min
監督:Robert Schwentke
出演:Henry Golding , アンドリュー・小路 , Úrsula Corberó , Samara Weaving , Iko Uwais , Peter Mensah , 平岳大 , 安部春香 , 石田えり

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・いま明かされる、沈黙のヒーロー“スネークアイズ”誕生の秘密。怒涛のハイパー忍者バトルアクションが幕を開ける!
・メガヒットシリーズ最新作の舞台は日本-


日本の闇の組織から、ある男の命を救ったスネークアイズは、秘密忍者組織“嵐影”への入門を許可される。600年の間、日本の平和を守り続けた“嵐影”は、悪の抜け忍集団と国際テロ組織“コブラ”連合軍による攻撃にさらされ、危機に瀕していた。スネークアイズは嵐影の“3つの試練”を乗り越え、真の忍者となり、迫りくる“忍者大戦”から、世界を守る事が出来るのか!?
(公式サイトより転載)

  • 米ハズブロ社のフィギュアを基とするアクション・シリーズ3作目。今作は日本が舞台となっていて、実際に姫路城や岸和田城などでロケーションを行っている。
  • 監督は『RED/レッド』『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』などのロベルト・シュヴェンケ。出演はヘンリー・ゴールディング、アンドリュー・コージ、ウルスラ・コルベロ、サマラ・ウィーヴィング、イコ・ウワイス、ピーター・メンサー、平岳大、安部春香、石田えり他。シリーズ続投組はなし。
  • 単純に続編かと思ってたら一人の青年がスネークアイズとして“G.I.ジョー”の一員になるまでを描いた前日譚で、スピンオフ的な作品だった。そもそも原題を見たら“SNAKE EYES”が先に来てるのでナンバリング・タイトルではない事がわかる。
  • スカーレットとバロネス、それにストームシャドーは1作目と同様にそれぞれレイチェル・ニコルズ、シエナ・ミラー、イ・ビョンホンで良さそうなものだけど、さすがに前日譚を演じるには年齢的に無理目ということか。今作のサマラ・ウィーヴィング、ウルスラ・コルベロ、アンドリュー・小路で全く問題は無い。
  • 秘密忍者組織“嵐影”は伝統と格式を重んじていそうな一族なのに師範が二人とも日本人ではないのは違和感がある。とは言え“日本人以外がイメージした日本”がそこかしこに感じられる演出の中で、ハイテクと伝統が入り混じった微妙な映像感覚は嫌いではない。
  • アクション・シーンは見所の一つとして充分にセールス・ポイントとなる。折角の忍者ものなら変わり身の術とかの忍術や手裏剣技の一つでも見せてくれたらいいのにという気はするけど、“忍者”じゃなく“ニンジャ”はこうなんだろうな、と。
  • ストーリーとしては騙し合いと裏切りの連続で爽快感が無く、展開自体が地味でそこまで大きく盛り上がることが無かったのが残念。
  • この後4作目の話あり。もし本作の続編だとしたら円盤化されたら反射的にコレクションに加えるんだろうな程度の期待度というところ。リブートというネタも見かけたけど果たしてどうなることやら。

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