ファンタスティック・フォー

FANTASTIC FOUR 
2015/United States , Germany , United Kingdom/100min
監督:Josh Trank , Stephen E. Rivkin(uncredited)
出演:Miles Teller , Kate Mara , Michael B. Jordan , Jamie Bell , Toby Kebbell , Reg E. Cathey , Tim Blake Nelson , Dan Castellaneta , Owen Judge , Evan Hannemann , Chet Hanks , Mary-Pat Green , Tim Heidecker , Mary Rachel Quinn , Don Yesso

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・すべてはこの4人からはじまった-

子供の頃から発明好きだったリードは、ストーム博士のもとで本格的な物質転送装置を完成させる。実験として自ら転送装置に入ったリードたちは、異次元の惑星ゼロに転送されたが、予期せぬ事故が起きリード、スー、ジョニー、ベンが不思議なパワーを宿してしまう。それぞれのパワーに苦悩し葛藤する4人。同じ頃、事故で惑星ゼロにとり残された仲間の1人が、信じがたいパワーを身につけ邪悪な敵に変貌していたー。
(作品解説より転載)

  • マーベル・コミックの同名コミックを基に実写映画化したSF・アクション。2005年の『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』、2007年の『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』とは繋がりは無く、スタッフ・キャストを総入れ替えしたリブート作。
  • 監督は『クロニクル』のジョシュ・トランク。出演はマイルズ・テラー、ケイト・マーラ、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・ベル、トビー・ケベル、レグ・E・キャシー他。
  • コレクション棚を眺めていたら、数年前にコレクションに加えながら観ていない事に気付き、今更ながらの鑑賞となった1作。
  • 原作や2005年版とは随分と設定が変わり、状況や人物設定など完全に本作独自のものとなっている。前半から中盤まではスーパー・パワーを得る事に至る動機や経過を丁寧に描くことに時間を割き、後半からはパワーを得たことによって起きる夫々の思惑と共に最強の敵Drドゥームの登場によって起こる事件を描いている。
  • ドラマ性に重点を置いたシリアスな雰囲気の進行でコメディ要素はほとんど無く、全般を通して圧倒的にアクション・シーンが少ないため、2005年版のようなアクション率高めの娯楽作を求めてしまうと肩透かしを喰らうし、物足りなさを感じてしまうはず。 
  • 各キャラクタ自体は原作通りの能力なので面白みがあるはずなのに、本作では最後までスーパー・ヒーローとしての魅力が欠けて見えたままだったのは残念。ただ、これを監督の力量不足とするのは編集権が無かったと言われる事からすると酷と言うものか。 
  • 公開時の興行収入を見ると決して成功した作品とは言えず、後に脚本未完成のままの撮影開始やスタジオによる再撮影・再編集の要求など製作時の様々なトラブルが報じられた事もあって、本作の続編製作の話は中止となったとのこと。
  • その後、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の1作として再リブートの計画が発表されているので、そちらを楽しみにして待ちたい。

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