未来忍者 慶雲機忍外伝

未来忍者 慶雲機忍外伝 
1988/Japan/73min
監督:雨宮慶太
出演:森下恵理 , 河井半兵衛 , 井田弘樹 , 牧冬吉 , 伊藤聡 , 江森正明 , 山本昌平 , 吉田瑞穂

・打倒、機械忍者軍団!

日蝕を利用し世界征服を企む黒鷺の機忍軍団!囚われのサキ姫を取り戻すため、諏訪部の傭兵・赤城は若武者らと黒鷺の本拠地・奇械ヶ城へと忍び込んだ。彼らの窮地を救う謎の機忍・白怒火。果たしてその正体は…!?
商品ページより転載)

  • ゲームソフトメーカー・ナムコが“第一回 ナムコ オリジナル・ムービー”として制作したオリエンタル風SF・アクション。
  • 本作が監督デビュー作となる雨宮慶太は監督の他、脚本も務めている。
  • 1988年にアーケード用として稼働していたゲームが2021年にPlayStation 4/Nintendo Switch用に移植され、懐かしさのあまり(難易度の高さも忘れてうっかり)購入したのを機にコレクションに加えたくなった1作。ちなみにゲームはやっぱり未クリアのまま放置状態。
  • 異世界の出来事を描いたものでありながら、まるっきり日本の時代劇の世界へ和風の意匠をこらした武器などの小道具、敵キャラや機械をブッ込んでひたすら戦わせるという違和感ありまくりな世界観とその内容は、特撮系オタク心をくすぐるものがある。そもそも“機忍”というアイディアそのものが辛抱たまらん状態。
  • 事あるごとに火薬が鳴り響く中、模型や着ぐるみとのビデオ合成を駆使した特撮やVFX処理などアナログな手法で表現された映像は流石に古臭さを感じるものの、それはそれで趣がある。
  • アクション・シーン自体は大迫力とは言えないけど、チャンバラ・シーンの格好良さは見所の一つ。
  • メイン・キャラクタの不知火の正体については、まさかあの人が!みたいなサプライズは一切無く(なりようがない)、むしろ「でしょうね。」となる。
  • この後は本作の続編を期待されるも製作までは至らず、代わりにより独自の世界観を深めた『ゼイラム』シリーズが作られている。
  • 今ならCGIを駆使した続編若しくはリブート作、またはアニメ・シリーズを作ったら面白いものが出来そう。

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