キャンディマン

CANDYMAN 
2021/Canada , United States/91min
監督:Nia DaCosta
出演:Yahya Abdul-Mateen II , Teyonah Parris , Nathan Stewart-Jarrett , Colman Domingo , Kyle Kaminsky , Vanessa Williams , Rebecca Spence , Carl Clemons-Hopkins , Tony Todd , (声)Virginia Madsen

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・ジョーダン・ピール(共同脚本・製作)が現代に語り継ぐ忌まわしき都市伝説
・その名を5回唱えると死ぬ。


シカゴに現存した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区界隈では、鏡に向かって5回その名を唱えると、蜂の大群を従えた殺人鬼が現れ、“右手の鋭利なフックで体を切り裂かれる”という怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年後の現代、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人から、その都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。アンソニーは恐ろしくも複雑な過去への扉を開いてしまったのだー。
(公式サイトより転載)

  • 鏡の前で名前を5回唱えると殺されるという都市伝説を描いた『キャンディマン』シリーズの4作目。
  • ナンバリングやサブタイトルが無いのでリブートと思われがちだけど、実質は1作目の後日譚。一応観賞済みが前提ながら本作だけを見てもそれほど問題は無い。
  • 監督はニア・ダコスタ。出演はヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、テヨナ・パリス、ネイサン・スチュアート=ジャレット、コールマン・ドミンゴ他。
  • 1作目の主人公で今作でも重要な人物となるヘレン・ライルを演じたヴァージニア・マドセンが声だけ出演している。
  • 作中とエンド・ロールで流される影絵の動画によるストーリーの補完が印象的。
  • 全編を通して人種差別問題などのメッセージ色が強く、単純にスプラッタ・ホラーとして楽しむ作品とは言い難い。ただ、一旦殺戮シーンが始まると鏡の中にしかその存在を確認出来ない設定が面白く、それなりに高めのゴア・シーンとスプラッタで映像面での満足度は充分に満たしてくれる。
  • 話が進むにつれて徐々に明かされるアンソニーにまつわる真実とその結末に至る構成が秀逸。
  • ラスト・カットで最初のキャンディマンであるダニエル・ロビテイル役としてトニー・トッドの出演を確認できたのは嬉しいサプライズ。お元気そうで何より。

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