デッド・オア・アライブ DEAD OR ALIVE

LIVE OR LET DIE 
2020/Germany/96min
監督:Manuel Urbaneck
出演:Jan Bohlenschmidt , Manuel Urbaneck , Steven Mooers , Alona Hertha , Michael Valentin , Heiko Schulz

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・生き残れるか、それとも・・・!?
・退廃した世界をタフに生き抜く男たちを描いたゾンビ・アクション!


ウイルス感染でゾンビがはびこる世界、人は生き残るだけで英雄!?未知のウイルス感染によりほとんどの人類がゾンビ化した世界。襲い来るゾンビを倒しながら一人、旅を続けるジョン。道中、助けた人も次々に倒れ、その度に受け継いできた荷物の多さが彼の旅の過酷さを語っている。ある日、同じく生き残ったアウトローのニックと出逢う。彼はジョンが手にしていないものを持っていた。それは、安全な地を示すとされる地図。2人は共にその地図を頼りに北をめざす。だが道中、暴力を武器に生き残って来た無法集団と出くわしたことで、彼らの運命が大きく変わり出す。2人の旅路の果てに待ち受ける者ものとは・・・!?
商品ページより転載)

  • ドイツのアクション・ゾンビ・ホラー。
  • 監督・出演:マヌエル・アーバネック。出演はヤン・ボーレンシュミット、スティーヴン・ムーアズン他。
  • 作品情報を調べようと『デッド・オア・アライブ』で検索すると、格闘ゲームかピート・バーンズがボーカルを務めていたバンドばかり表示され、『デッド・オア・アライブ 映画』では三池崇史監督作品か先程の格闘ゲームの実写版が表示され、『デッド・オア・アライブ ゾンビ』でようやく情報を得ることが出来る。原題が『LIVE OR LET DIE』だからといって流石にこの邦題の付け方は投げやり気味に思える。
  • 内容としてはゾンビと対峙しながら安全な地を目指して徒歩の旅を続ける長髪髭面おっさん2人組を追ったロード・ムービー。基本的に荒涼とした土地や廃墟しか訪れず、敵となる略奪者グループもおっさんしかいないので、絵面的には圧倒的に華が無い。
  • 登場するゾンビはノロノロ・タイプ。それほど多く出てくる事は無く、余裕で殲滅出来たり逃げ切れたりするので、それほど緊張感が無い。ゾンビ・メイクはそこそこ手が込んでいて見栄えは良い。
  • ゾンビ・ハント・シーンでは特殊メイクによるグロ・シーンが用意されている一方で、血飛沫はCGIによるものがほとんどとなっているあたりに低予算B級ゾンビ・ホラーらしさを感じさせてくれて嬉しくなる。
  • 特に大きなイベントがないまま終盤まで進行し、一冬超すほどの距離を移動したはずなのに結局略奪者グループが支配する土地から抜け出ていなかった、というクライマックスに至る展開には少し無理を感じる。そもそもあのグループのボスは特に腕っぷしが強い訳でも頭が切れる感じでも無さそうなのに偉そうに出来る根拠が乏しい事は観賞中ずっと気になっていた。
  • 決してハッピーエンドではないのにどこか希望を感じさせる締め方が良い感じ。

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