歩く死骸

THE WALKING DEAD 

1936/United States/65min
監督:Michael Curtiz
出演:Boris Karloff , Ricardo Cortez , Edmund Gwenn , Marguerite Churchill , Warren Hull , Barton MacLane , Henry O'Neill , Joseph King

・生ける屍が集う狂気の世界 身の毛もよだつ恐怖映画

仲間を有罪にしたショー判事を殺し、その罪を出所して間もないエルマンになすり付けた悪徳弁護士ノーランの一味。ボーマン博士の助手たちが殺人現場を目撃していたが、エルマンには死刑が宣告されてしまう。
(作品解説文より転載)

  • ホラー映画パーフェクトコレクション『ゾンビの世界』4本目。
  • 監督はマイケル・カーティス。出演はボリス・カーロフ、リカルド・コルテス、エドマンド・グウェン、マルゲリーテ・チャーチル、ウォーレン・ハル、バートン・マクレーン、ヘンリー・オニール、ジョー・キング、ゴードン・エリオット他。
  • 開始後25分程度は状況説明的な描写が続いてホラー要素は皆無。ただ、主に描かれている法廷シーンを始めとして軽快なリズムでの進行なので退屈はしない。
  • 死者が蘇ると言う意味ではゾンビものと言えるのかもしれないけど、ブードゥーとは無関係で死体蘇生を研究する博士の実験によって蘇る男の話は、死から蘇る男エルマンを演じるのが『フランケンシュタイン』のボリス・カーロフという事もあってゾンビ映画としての印象は薄い感じがする。
  • エルマンは臨死体験を経た事である種の超能力のようなものを得たような描写がありながら具体的に何をするわけでもなく、勝手に復讐が果たされていく様を観ていると、実はブラック・コメディだったのかと思わされる。
  • 結局、エルマンの復讐は完全に果たされる形とはなりながら、エルマン自身も再び死を迎えるという結末は後味の悪さが残る。

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