REVOLT OF THE ZOMBIES
1936/United States/62min
監督:Victor Halperin
出演:Dorothy Stone , Dean Jagger , Roy D'Arcy , Robert Noland , George Cleveland , E. Alyn Warren , Carl Stockdale , William Crowell , Teru Shimada , Adolph Milar , Sana Rayya
・生ける屍が集う狂気の世界 身の毛もよだつ恐怖映画
第一次大戦中、苦戦する連合軍は、銃弾を受けても倒れないゾンビをカンボジアから投入し戦わせていた。ゾンビを作り出す方法を知ろうとする連合軍は、唯一秘密を知る僧侶から聞き出そうとするが……。
(作品解説文より転載)
- ホラー映画パーフェクトコレクション『ゾンビの世界』10本目。
- 監督・脚本はヴィクター・ハルペリン。出演はドロシー・ストーン、ディーン・ジャガー、ロイ・ダルシー、ロバート・ノーランド、ジョージ・クリーヴランド他。
- 1930年代で既に戦争に不死身のゾンビ兵を使うというアイディアがあった事に驚く。
- 本作のゾンビはヴードウー教由来ではなく、カンボジアのアンコール遺跡に関連するものとなっているのが珍しい。近年でもこの設定は見た事が無い。
- ゾンビ兵の秘密を探るサスペンス要素の合間にロマンス要素が挿し込まれていて何だかちょっと邪魔臭いなと思っていたら、生者のゾンビ化や人を自由に操る事が出来る秘術を手に入れた青年が一人の女性を自らに振り向かせるという野望のために周囲を混乱に陥れるというどちらの要素も重要な意味合いを持っている展開が待っていた。
- ディーン・ジャガー演じるルーク大尉が秘術を使うシーンでは何故か『恐怖城』でベラ・ルゴシ演じる魔術師ルジャンドルが術を掛けるシーンで使われる両目のアップがオーバーラップされる。禍々しさを覚えるのは確かだけど、何もそれを使いまわししなくても…とは思う。
- ルーク大尉の望み通りになった途端に急展開を迎え、悲劇的なオチで締められる。あまりの呆気無さには唖然とする一方、自業自得と思えば充分それもあり。
- ところで、オチをタイトルにするのはどうかと思うんだが…。
コメント