クレイジーズ 42日後

ALONE 
2020/United States/92min
監督:Johnny Martin
出演:Tyler Posey , Summer Spiro , Donald Sutherland , Robert Ri'chard , John Posey , Maya Karin , Josey Martin , Jenny Martin , Brooke Swallow , Kjerstin Bell , Josh Harp , Eric Etebari

・1日目 感染 7日目 伝染 19日目 封鎖 28日目 暗黒 41日目 崩壊
・“激怒”のウィルス。その発生から、42日後…


ある朝、ロサンゼルスのアパートに住むエイデンが目を覚ますと、テレビで緊急放送の文字が並んでいる。外では人々が逃げ惑い、近くに飛行機が墜落した。アナウンサーが、あるウィルスの蔓延を伝える。感染者は目から血を流し、叫び、人を襲うのだと言う…。
商品ページより転載)

  • 『28日後…』や『Z Inc. ゼット・インク』などと同じく感染すると狂暴になって人を襲いたくなるウィルスが蔓延した世界を描いたサバイバル・ホラー。
  • 監督はジョニー・マーティン。出演はタイラー・ポージー、サマー・スピロ、ドナルド・サザーランド、ロバート・リチャード、エリック・エテバリ他。
  • 言うまでもなくジョージ・A・ロメロ監督作『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』のリメイク作『クレイジーズ(2010年)』とは無関係。
  • 冒頭からパンデミック状態になっていて導入部の説明描写が無いのは話が手っ取り早くて良い。
  • ワンシチュエーションの籠城ものがベースとなるので一見すると退屈気味になりそうながら、主人公が意外と行動力のあってそれなりのアクション・シーンが用意されていたり、隣のアパートの非感染者との交流があったりと中弛みを感じさせない作りとなっている。
  • 感染者は非感染者を見つけると人肉を貪ろうと全力で襲ってくる(中にはパルクール(ボルダリング?)を駆使して外壁を登ってくる個体も)パワフルな存在でありながら、人間としての意識はあり、当然ダメージを受ければ死ぬし、そこから蘇る事はないという存在として描かれている。今の定義からするとゾンビ映画と言っていいはず。 
  • いつドナルド・サザーランドが出て来るのかと思ってたら終盤の抜群のタイミングと、期待通りのキャラクタで登場していた。御達者で何より。
  • 突然やってくるクライマックスを経てのラスト・シークエンスで、この手の作品にしては珍しく救いのある締め方となっている。状況を考えれば“ハッピー”とは言えないけど悪い気はしない。
  • 実は同じ脚本を使った『#生きている』と題されたNetflixで配信された韓国映画があるとのこと。ただ、ほぼ同時期に製作されている事からどちらがリメイク作とかというのはないみたい。

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