MORBIUS
監督：Daniel Espinosa
出演：Jared Leto , Matt Smith , Adria Arjona Adria Arjona , Jared Harris , Tyrese Gibson , Al Madrigal , Michael Keaton , Zaris-Angel Hator , Joe Ferrara , Charlie Shotwell , Joseph Esson , Jason Rennie
公式サイト
・マーベルの新たなるレジェンドが降臨する
天才医師マイケル・モービウスは幼い頃から血液の難病を患っていた。同じ病に苦しみ、兄弟のように育った親友マイロのためにも治療法を見つけ出そうと、コウモリの血清を投与するという危険な方法を試すことに―。彼の身体は驚くべき変化を遂げ、超人的な筋力、スピード、飛行力に加え、周囲の状況を感知するレーダー能力まで手にするが、その代償として得たのが抑えきれない“血への渇望”だった。人工血液を飲みながら、＜人間＞としての意識を保とうとするマイケルの前に、生きるために血清を投与してほしいと懇願するマイロが現れる。
（公式サイトより転載）
- マーベル・コミックの同名キャラクタを基にしたSF・ホラー・アクション。マーベルものだけど、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）ではなくソニーズ・スパイダーマン・ユニバース（SSU）の３作目。
- 監督は『ライフ』などのダニエル・エスピノーサ。出演はジャレッド・レトー、マット・スミス、アドリア・アルホナ、ジャレッド・ハリス、タイリース・ギブソン、アル・マドリガル、チャーリー・ショットウェル、ジョセフ・エッソン、コーリイ・ジョンソン、ザリス＝エンジェル・ヘイター、マイケル・キートン他。
- 吸血鬼が主人公なのでホラーといえばホラーだけど、視覚的には顔の怖さを除けばグロ表現はないに等しく、ホラー耐性が低めでも問題なく楽しめるはず。
- 不死身ではないという最大の弱点はありながら、超感覚と人外の動きが出来る身体を持ち、陽光の下も割と平気、十字架やニンニクなどは弱点ではないと言う吸血鬼としてはズルい存在なのでは…。
- アクション・シーンはスローモーションの多用と空気の流れを表現した視覚効果で面白い映像が見られ、アクションそのものも見栄えが良くて格好良い。
- ストーリーとしては大雑把に言えばユニバース構想前提のキャラクタ紹介編。生い立ちから始まって、特殊能力を手に入れた経緯、力を得た事での使い方についての苦悩を描いたもので、プロットとしては特に新鮮味は無い。
- MCUもそうだけど、至る所に伏線やイースターエッグが仕掛けられているので油断できないというのもこの手の映画の楽しみ方の一つ。そっちが気になってストーリーが入ってこないとなれば本末転倒ではあるけど、本作ではエンディング近辺を除けばそれほど重要視されていない…はず。ただ、ユニバースだの関連作だの知らんがな！という単独作品として楽しみたい人（そんな人いるのか知らないけど）にとっては迷惑で意味不明な話ではあると思う。
- ラスト・シークエンスとミッドクレジット・シーンで今後の展開次第では敵にも味方にもなりそうなキャラクタが２人映されていて、早くも続編が待ち遠しい。
- SSUとしては１・２作目のヴェノム、本作のモービウスとバ〇〇〇ー、今後公開予定の『クレイヴン・ザ・ハンター』のクレイヴン、『マダム・ウェブ』…は置いておいて『エル・ムエルト』のエル・ムエルトと着々とヴィラン同盟シニスター・シックスが実現していきそうなので楽しみに待ちたい。そもそも肝心の『スパイダーマン』とMCUの今後の関連が不明なんだけど、少なくとも本作は『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』ひいては『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』と関連したエンディングとなっているので本当にもう何が何だか状態。
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