クロール -凶暴領域-

CRAWL 
2019/United States/87min
監督:Alexandre Aja
出演:Kaya Scodelario , Barry Pepper , Morfydd Clark , Ross Anderson , Jose Palma , George Somner , Anson Boon , Ami Metcalf

公式サイト
・『ドント・ブリーズ』のサム・ライミが仕掛けるディザスター&モンスターパニック!
・ワニ、大量発生!開始10分で心臓はすでに爆発寸前!!


大学の競泳選手のヘイリーは、巨大ハリケーンが故郷のフロリダを襲い父と連絡が取れなくなっていることを知り、実家に捜しにもどる。地下で重傷の父を発見するが、自分も何モノかによって地下室に引きずり込まれ、右足に重傷を負ってしまう。そこは、ワニ地獄と化していたのだ!窮地に立たされた2人の運命は!?
(公式サイトより転載)

  • 監督・製作:アレクサンドル・アジャ、出演はカヤ・スコデラーリオ、バリー・ペッパー、モーフィッド・クラーク、ロス・アンダーソン他。
  • 何となくテレビの放送一覧表から録画しておいたものを鑑賞。よくあるB級ワニ・パニックものかと思ってたら、監督は『ピラニア3D』で水もの(?)の撮り方も心得ているアレクサンドル・アジャ、主演は『メイズ・ランナー』シリーズなどで注目を集め、本作出演後にも『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』で戦う女性を演じたカヤ・スコデラーリオ、製作にはジャケ写にこの名前が入っていたらがっかりB級作品ではないという目安的な扱いになっているサム・ライミの名前まである、ちゃんとした(?)劇場公開作品だった。
  • 最初から最後まで画面の何処かに水が映ってて、主な舞台はほぼ一軒家内なので地味目な作品なのかと思ったら、巨大ハリケーン襲来というディザスター要素が効果的に働いていて充分派手な映像と展開となっている。
  • 高品質のCGI製で表現されたワニや街並みは当然ながら安っぽさや違和感が全く無く、むしろB級作品に慣れ切った目には物足りなささえ感じる。
  • 始めの方こそワニに襲われる恐怖と緊張感を存分に感じられるものの、次第に競泳選手としての強みがある主人公だけはなかなか襲われず、襲われても重傷にならずに助かる(主人公だから当然というか仕方が無いんだけど)という都合の良さが意外と早めに見えてしまって若干興覚めしたのが残念。そうは言っても親子関係を織り込んだドラマ性と巧みな演出力で飽きる事が無く観終える事が出来るのは流石。
  • ラスト・シーンは何だかブツ切り感があったので、きっとこの後ポストクレジットシーンがあって水中からワニが襲ってくるはず!と思ってたのに…。

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