怨霊屋敷/シークレット・マツシタ

SECRETO MATUSITA / THE SECRET OF EVIL 
2014/Peru/77min
監督:Dorian Fernández-Moris
出演:Bruno Espejo , Lupita Mora , Eduardo Ramos , Willy Gutiérrez , Miguel Baldeón , Boris Sevelora , Rafael Pulgar

・南米で失神者を続出させた“日本の呪い” 戦慄の<日系ペルー・ホラー>ついに日本逆上陸!
・これは実話です。


今、明かされる衝撃の事実。 それは、実在する幽霊屋敷で起こった…。南米ペルー共和国の首都リマに、伝説の幽霊屋敷が実在する。かつて日系人の一家が住んでいたその屋敷は“マツシタ邸”と呼ばれ、現地の人々に口にすることさえ忌まわしいと恐れられている。凄惨な事件の現場となり、数々の超常現象の目撃が報告されているその屋敷に、ある撮影チームが潜入し、そして消息を絶った。これは、失踪事件から6か月後に発見された、ビデオデータに記録された信じられない出来事の全貌である…。
商品ページより転載)

  • ペルーに実在する幽霊屋敷で実際に起きた失踪事件を題材にしたオカルト・ホラー。不思議系ニュースサイトTOCANAが発掘してきた製作年が少々前の作品。
  • 監督・製作・脚本:ドリアン・フェルナンデス=モリス。出演はブルーノ・エスペホ、ルピタ・モーラ、エドゥアルド・ラモス、ウィリー・グティエレス他。
  • 幽霊屋敷マツシタ邸は実在するけど、失踪事件は多分映画のオリジナル・ストーリーであり、事件は無かったと思われる。
  • ハンディ・カメラのPOVと複数の定点カメラの固定映像で構成された所謂ファウンンド・フッテージもの。定点カメラの映像が多めなので、それほど画面酔いはしないはず。
  • 日本での劇場公開時にはマツシタさんは鑑賞無料というキャンペーンを張っていたみたい。
  • 冒頭から暫く専門家による状況説明が続く為に怪異が見られるまで少し間があるけど、一度起きてしまえば“ここで怪異が映ってたら厭だな”という箇所のほとんどで何かしらの異常事態が起きるので、単純に観ていて楽しい。
  • 本作のキーワードであり、要所で呪いの象徴として“死”の一文字が登場するのは確かに怖いものの、おでこにまで書かれてしまうのはさすがにちょっと笑える。つい“肉”の一文字が浮かんでしまうのは仕方が無い。
  • ジャケットの煽り文句にある通り、ラスト15分程の異様な雰囲気はなかなかの不気味さと意外性があって良い感じ。
  • あれ?結局魔女パルバネ・デルバスパの呪いを受けた土地に日本人の家族が家を建てた結果“怨霊屋敷”と化した訳で、実は“日本の呪い”ではないのでは…。でもそうするとパルバネはペルシャ系の人なのに呪いの象徴が漢字の“死”になっているのも意味が分からなくなってくる…。

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