累
監督：佐藤祐市
出演：土屋太鳳 , 芳根京子 , 横山裕 , 筒井真理子 , 生田智子 , 村井國夫 , 檀れい , 浅野忠信
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・美しいだけで、幸せですか。醜いだけで、罪ですか。
・優越感×劣等感
・そのキスで、すべてが反転する。
今は亡き伝説の女優、淵透世を母親に持ち、天才的演技力がありながら幼いころから自分の容姿に劣等感を抱いてきた累。そんな彼女の前に母親のことを知る元舞台演出家の羽生田が現われる。累は羽生田の紹介で舞台女優ニナと会うが、ニナは美しい容姿に恵まれながらも、女優として花開かずにいた。羽生田の提案で、2人は累の母親が残した、キスした相手の顔を奪えるという謎の口紅を使い、互いに顔を入れ替える決断をするが……。
（作品情報ページより転載）
- 松浦だるま作の同名漫画を土屋太鳳、芳根京子のダブル主演で実写化したサスペンス・ドラマ。
- 監督は『ストロベリーナイト』などの佐藤祐市。筒井真理子、生田智子、横山裕、浅野忠信、檀れい、村井國夫等が出演。
- いつもの通り原作未読なので再現度などは不明。
- まずは不思議アイテムありきのストーリーなので現実感には乏しいけど、テンポの良い演出で語られる二人の女優が“女優”という道にかける恐ろしい程の執着と情念をじっくりと描いたストーリーの面白さについ引き込まれる。
- 作品名または主人公の一人の名前淵累から怪談『累ヶ淵』をモチーフとしている事がうかがわれたのでもっとおどろおどろしい内容かと思っていたけど、不思議アイテムとその効果を使ったサスペンス作品であり、特にオカルト的なお話では無かった。
- 劇中劇の舞台劇そのものも見応えがあって面白い。特にクライマックスで見せる土屋太鳳の演技とダンス・シーンは圧巻の一言。
- ラストで舞台上と現実が重なる台詞は狙い過ぎ感もあるけど面白みはある。
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